いい土地だな。借りてくぞ

 GW新規制限カード紹介。3枚目。

占領政策
永久の絆
OPERATION(G)
O-24 赤 2-4-0 R
(自動B):このカードは敵軍Gにしかセットできない。このカードがプレイされて場に出た場合、このカードがセットされたGを自軍配備エリアに移す。
(自動D):このカードがセットから離れた場合、このカードがセットされているGを、本来の持ち主の配備エリアに移す。自軍ドローフェイズ終了時に、このカードを廃棄する。

 GWは最初の弾にすでに「転向」という、相手のユニットにセットされた時コントロールを奪うというカードが存在し、これはいわばそれの対G版としてデザインされたものであるといえる。よって、セットすれば相手のGを奪うことができ、このカードが出た当初は自軍ドローフェイズに2資源を払い続ける事で永続的に奪取できる仕様であったが、さすがにゲームの根幹たるGを奪った挙句にこちらのGに+1するというのは余りにも強烈であったためか、エラッタにより基本的には奪ったターンの次のターン開始時には返却されているデザインになった。このエラッタにより、ランデス+ブーストとはいえ一時的でしかなく、オペ割にも弱いこのカードを考えなしに投入するのは厳しい、という境遇がつづき、自軍Gを永続的にバウンスできるエイガーや、場に出た瞬間に自軍Gを自軍ハンガーに移す必要のあるFAZZと組み合わせる事で永続Gロック、ランデスなどが可能になるカード、くらいの存在でしかない時代が長かった。
 が、時代が流れタメGとよばれるGが現れた。このGは通常のG以外でも実質Gとして扱えるという非常に便利な性質を持っているので、多くのデッキがこのカードの利用を前提として組まれているのだが、このタメGはそのカード1枚の上にコインをおき、その総量が国力量に関わる、という効果であったためそのカード1枚を対策されると、そのためた国力全てがパーになるという弱点も持っている。よって、このカードで溜めに溜まったタメGを奪い、あとは何らかの方法で場を離れさせてしまうことができれば、今の環境では相当な痛手となるのである。
 ……とはいえ、タメG対策としてより強力な虚偽の報告があったせいか、正直このカードはそこまで頻繁に見るカードではなかった気がするのだが……その虚偽も制限カードになったし、ついでに色々と臭いこちらもフタをしておこうということなのだろうか。まあ基本的にはタメG環境にしたい、ということなのだろう。