これが新たなる時代の幕開けだ!
今日のガンダムOOはなんか面白くなってきたところだと思います。今までガンダムが無敵すぎてつまらない、と言う事をいっていた人達も、多少は意見が変わるんじゃなかろうか……と思っていたら次回予告から判断するに、また新しいガンダムが3国へのレイプを始めそうでどうしたものやら。つうか、この危機を切り抜けたら今度こそ正真正銘、この世界にソレスタルビーイングの敵はいなくなりそうな気がする。いや、それでも俺はガンダムOOが好きですが。
それと、今日からスパロボOG外伝のプレイを本格的に始めてみました。テストのことはとりあえず後で考えるぜ!……しかしあれだ。グルンガストとリョウトがOG2仕様でかなり弱体化されていてどうにも泣いた。リョウトはせめて、防御を高くするか、援護防御を援護攻撃にするとかさあ、ねえ!?グルンガストは……正直、EN回復のバーゲンセールとか、通常の武器威力までもがインフレしつつある現状にあるこのゲームにおいてこでは、えっと……さすがの俺も……つうか、どう考えてもラーズ&ランドが強すぎだよね。装甲が余裕でグルンガストやコンパチブルを越えているのは待ったをかけたいのだが。
GWクロスボーン解説。今日はX3。
XM-X3 クロスボーンガンダムX3
果てなき運命
UNIT
U-C54 赤 2-7-2 R
《(0)毎》特殊シールド(2)
(戦闘フェイズ):《[2・5](1)》このカードは、カット終了時まで敵軍効果の対象にならない。
(戦闘フェイズ):《[2・7](1)》全ての(場の)自軍カードは、カット終了時まで敵軍効果の対象にならない。宇宙 地球 [6][1][6]
今までX1、X2ばかりがピックアップされていた中で、14弾にしてついにカード化したX3。X1、X2は戦闘力、コスト、クロスボーン・ガンダムをコストにできるマルチプルとお互いにかなりの部分が似通っていた……というか同じだったカードデザインであったが、X3はそのあらゆる面が変更されている。確か設定では試作機的なポジションであった気がするので、その辺りを少し再現してみたのだろうか。サイズ、国力はともかく、一番の特徴であったはずの「マルチプル」を持っていないのでもはやクロスボーンとは別の系統のカードいってもいいが、名称はクロスボーンなのでコア・ファイターから換装できるし、他のクロスボーンのマルチプルのコストにもなる。むしろマルチプルを持たない代わりに強大な戦闘力と強力な通常効果を持っているため、クロスボーン・ガンダムデッキがマルチプルに頼らなくとも十分すぎる働きをできるようにしたこのカードの功績は非常に大きい。
とりあえず、射撃ならいざしらず、だいたい1〜せいぜい9という狭い間隔で戦闘力のやり取りをするGWにおいて、格闘、防御という実際の交戦で一番重要となる戦闘力が1高いというだけでも非常に大きく、例えば合計国力5のユニットに合計国力5のキャラクターが乗ったとしても、これ一枚で相打ちが取れる。その他では、白の一線を画したユニットサイズにもついていけている、というのは大きいか。相手にとって非常に重要なカードである、同じく戦闘力6/X/6である、フリーダムガンダム(ハイマット装備)の出撃をためらわせる事もできるのだ。また、効果などによって一度に受けるダメージの上限はたいがい「5」である事が多く、例えば光る宇宙※1の直撃にも耐えてみせるタフガイである。その分国力が重いが、どうせクロスボーン・ガンダムデッキはコア・ファイターの換装で早出しするのが前提のデッキなので、むしろカラス※2などの対象にとりやすいという考え方もできなくはない。また、ほとんどオマケでついている特殊シールド(2毎)も各種特殊シールドの中では最高クラスの性能であり、特にSガンダム※3の焼き効果を完全に無効にできるのはいい。でも、ここまでついていても特殊シールドがオマケのオマケ、みそっかすであることにはかわらない。戦闘エリア以外や、カットしなくても使えたらなぁ……
そしてテキストのほうもなかなかに強力である。戦闘フェイズ中のほぼあらゆる効果を一度受け付けないので、例えば焼きデッキ※4などささる相手にはうざったいほどに刺さり、魂の輝き※5などの全体リセット効果に対しては、下手をすれば自分だけが被害を負う、という状況に持ち込めるためかなり強力な対抗手段。また最終的には味方全てを守る事が可能であり、対象が「全てのカード」であるため魂の輝きどころか恫喝※6や月光蝶などのカードを無力化できる。ちなみに、この「全てのカード」とは自分自身も含んでいる上、もう一つのテキストとは分離されているので<毎>系のテキストとは違って、それぞれを同カット内で発動する事が可能。つまり、この手の無効テキストを持つ相手への切り札とも言える「2枚撃ち」すら無効にできる。そこまでいってしまえば、効果で積極的に相手に干渉するデッキにはほとんども勝ったも同然のゲーム展開を進められる事だろう。
しかし、テキストには国力制限があり、最初の自分を守る効果ですら5国力……つまり最速の換装から1ターン後でなければ使う事はできない。全体を守る効果にいたっては7国が必要。……もっとも、それだけにそちらの方はあまりにも強力だが。国力制限があると言う事は、例えば切り開く力※7などを発動されるとこのテキストも無効になってしまうのだが……白という色にはあまり戦闘フェイズ中に相手に干渉をしてこないので、それで困る事になるのはまれなケースではある。
そんな中でこのカード最大の弱点といえば、「配備フェイズ中は一切守れない」ということと、「相手の効果にカットインすることで始めて無効にできるため、カットを発生しない効果には無力」ということ。配備フェイズの効果は素通しのため、転向※8や部品ドロボウ※9には一切対策できず、ゴトラタン(メガビームキャノン装備)※10などのカットのできないタイミングで発生してしまう自動効果や、破滅の終幕※11のようなターン終了時に効果の解決が行われる効果にも対策できない。あと、細かい点では、主に使用する事になる2・5のテキストでは対象が「このカード」のみなので、セットされているキャラクターなどは効果の対象になり、例えば戦闘フェイズ中のガンダムLOブースター(ロッシェ・ナトゥーノ機)※12の効果でこのカードにセットされたキャラクターを奪われてしまう。
少し前のガンダムウォーにおいては、どちらかというと相手をどうにかするよりとっとと殴って勝つ、といった傾向が強かったため、そのテキストが猛威をふるう事はそれほどなかったが、最近になって効果を重視する方向性にまた変わってきたので、このカードの相対的地位はあがりつつあるかもしれない。特にガンダムエクシア※13やガンダムデュナメス(スナイパーモード)※14などの、最近はやりつつあるOO系の効果を受けづらいのはいい。だが、たとえ効果を無効にできる事がそれほどなくても、その6/1/6という白と張り合う圧倒的サイズから、クロボンデッキにはかわらず愛用されるカードである。
※1「光る宇宙」……個人的にはピカ宙、とよんでいる。緑の5国力コマンドで、全てのユニットに5ダメージを与える効果を持つ。大体の場合において強力なリセットコマンドになるが、X3は防御力が6なので当然一枚では破壊されず、もう一枚もたいていの場合は無効テキストで守る事ができる。
※2「カラス」……全てのユニットの中で最もコストの合計値が高いユニットにいろいろと能力を与えてくれる赤のキャラクター。当然相手のユニットがこちらのユニットのコストを上回っていればその効果は相手にいってしまうのだが、X3のコストは合計11で、これを越えるコストの合計値の相手はそういない。
※3「Sガンダム」……新しいデッキタイプを生み出した青のユニットだが、その性質は長くなるので省く。とりあえず、1ターンに何回でも、あるコストのある限り交戦中のユニットに2ダメージを与える事ができるのだが、X3の特殊シールドならそれを完全に無効にできる。
※4「焼きデッキ」……「衛星ミサイル」などの相手ユニットにダメージを与えるカードを多く投入して、敵陣をボロボロに焼き尽くしていくタイプのデッキ。性質上宣言方でプレイする焼き効果が多く、タイミングもだいたい先頭フェイズなので、X3は天敵ともいえる。だが、換装もとのコア・ファイターは焼きに弱いので結局どっこいかも。
※5「魂の輝き」……緑1、黒1、合計4のデュアルコマンドで、とにかく全てのユニットを破壊する効果を持つ。敵軍攻撃ステップにもプレイ可能な事やプリベントがあることなどから各種リセットの中ではまさに最強と言っていいカードパワーを誇るが、まあ戦闘フェイズのコマンドなのでX3にはたいていきかない。
※6「恫喝」……全てのカードを手札に戻す黒の5国力リセットコマンド。だが、X3は7国力さえあれば全ての自軍カードを対象から外すため、もしそれに気付かずプレイしてしまうと、相手にとってはあまりにも悲惨な結末が待っている。
※7「切り開く力」……そのターンの間、全てのGの発生する国力を紫に変える白の4国力コマンド。テキストの指定国力分のコストが満たせなくなってしまう。
※8「転向」……セットされたユニットを自分側に奪ってしまう赤の4国力オペレーション。プレイするタイミングというのは当然配備フェイズなので、X3になすすべはない。
※9「部品ドロボウ」……配備フェイズ中に敵軍ユニット1枚を手札に戻す白3国力のコマンド。当然、X3で抗う事は無理。
※10「ゴトラタン(メガビームキャノン装備)」……攻撃に出撃しただけで相手カードを1枚破壊するという黒6国力の脅威のカード。「出撃」のタイミングは攻撃ステップの規定の効果となり、効果の起動を宣言できるフリータイミングが存在しない上、ゴトラタンの効果も「自動D」でカットを発生しないため、カットインにはいる事ができず、X3も破壊されてしまう。
※11「破滅の終幕」……茶5国で、全てのカードを捨て山に移動させる、GWプレイヤーならお馴染みのリセットコマンド。そのプレイ自体にはカットインはでき、それによってX3が一旦対象から外れることはできるのだが、「全ての」と書いてある効果は効果起動時ににまた対象の再指定を行い、そこにカットインすることはできないので、結局流されてしまう。
※12「ガンダムLOブースター(ロッシェ・ナトゥーノ機)」……白に新たな角度の強さを与えたカード。白5国力でクイックを持ち、プレイして場に出れば相手のキャラクター1枚を奪ってセットする事ができる。基本的にこのカードは奇襲的意味もあって、相手が戦闘に出撃したり、効果を起動したりするのにあわせてプレイされるのだが、たとえ戦闘フェイズ中にプレイされても、自分自身しか守れないX3は、セットされたキャラクターを守る事はできない。それにしても、わざわざ誰かの専用機である意味がさっぱりわからない。ボッシュが自分のガンダムを忘れて他のガンダムに乗る事に夢中なら、こいつはご主人様を忘れ、老若男女を問わずただ浮気する事に夢中である。
※13「ガンダムエクシア」……色々と強力な、何らかの指定国力を2ずつ必要とするOOデュアルの4国ユニット。交戦相手の格闘力を※にする効果をもっているのだが、X3はその効果を受けない上、素の戦闘力で勝っているので、2枚飛んできたりしない限りは圧倒的に有利。
※14「ガンダムデュナメス(スナイパーモード)」……エクシアと同じ国力のユニットで、ロールする事で戦闘エリアにいるユニットに4ダメージを与えられるカード。戦闘エリアという事はタイミングは戦闘フェイズだし、戦闘エリアなら特殊シールド2が使えるので、相手が2枚でも被害は薄い。