本当にあった怖い話

 これは昨日の事なのですが、妹が自転車で、車と交通事故を起こしました。幸い人生を左右するような怪我はなく、また怪我をしたところ(右足)以外は至って元気で、その右足も骨に関わるようなものではないということで、すぐ退院できそうだということを昨日の時点では聞いて、なら安心だ、よかった、と思っていたのですが……結局、骨に異常がなくても、足の傷がちょっと悪化したみたいで、1週間の入院という事になってしまいました。それだけなら残念だ、というだけですむのですが、今日見舞いに行って妹に直接事故の時を話を聞いてみると、「横から車にぶつかって、倒れたあと、車の下に入り込んだのかわからないけど動けなくなって、潰されるな、と思ったけど、周りの人がそれに気付いて運転手を止めてくれて助かった」的な事を言っていたんですよね。つまり、なんら命に関わるようなものではなかったと思っていた妹の事故は、むしろほんの拍子で妹の命を奪っていた事故だったのではないか、と考えられまして。妹がそうした生死の境目にいた瞬間を考えると、ぞっとするというか、あまり落ち着いていられなくなります。でも思えばその周りの人のおかげで妹は助かったわけだし、個人が人を救ってくれるというのは大事だと思います。……本当に、無事でよかった。


 ところで、こうした交通事故によって、相手(というか保険会社)から医療費が払われる場合は、病院側がとりっぱぐれる事がないので、患者から見ると病院側の待遇がよくなるらしいですね。そんなわけで、妹もバスルームまで完備の個室で療養しておりました。うらやましい……と思ったりもしたけど、俺痛いの嫌いだからやっぱいいや。