だとしても!だとしてもだ!

 不思議な不思議なカード……少女が見た流星には載ってない。コラボレーションカード、通称、ジョークカード。
 そんなわけで、今日も解説を続けようと思います。正直に言うと眠いので、どこまでかけるかは分かりませんが。

ガルマ・ザビ
コラボレーションカード
CHARACTER(UNIT)
GA-18 緑 1-1-0
家名
(自動A):全てのプレイヤーは、本国、捨て山の残り枚数を報告する場合、相手に虚偽の報告をする事ができる。

「よくもだましたな!!シャア!」

M Ch [0][0][0]

 シャアに虚偽の報告をされた事を再現したガルマという、コラボらしくない原作よりのカードだが、そのイラストはどう見ても実際のアニメのものではないので、おそらく相応の時に描かれたの彼なのだろう。
 国力や戦闘力は特に語ることがないのでテキストをいきなり語らせてもらうが、GWでは本国枚数が0になることが主なゲームに敗北した場合の手段なので、そのターン、そのターンの状況でどううごいていくかを見定めるべく「残り本国何枚ですか」と尋ねる光景がよく見られる。当然、そのように尋ねられたプレイヤーはきわめて厳正にその残り枚数を伝えなければいけないのだが、それを全くの嘘にしてしまっていいのがこのカード。さすがに残り10枚しかないのを「20枚です」と言ってしまうのには無理があるだろうが、「12枚です」や「8枚です」くらいなら、相手が直接デッキを手にとって調べるわけにはいかない以上、十分に通用するだろう。結構1〜2枚の差で勝敗が分かれるのはよくあることなので、結構重要なカードである。特に、第七次宇宙戦争デッキのように、適切に相手本国の残り枚数によって決めどころを狙うデッキに対してはかなり有効なのではないだろうか。
 ただ、注意してはいけない点としては、まずこのカードはキャラクターである上に(自動A)効果であるため、虚偽の報告をする時も相手にとっては「自分が嘘を言うことができるとわかっている」ため、「相手に嘘の枚数を本当と思わせる」という効果は薄く、そもそもこの場合の残り枚数確認自体が全く信用性がないので、相手が最初から聞いてこない可能性もありうる。そしてさらに言えば、実はこのカードの効果は「全てのプレイヤー」が対象であることに注意。つまり、うっかり自分だけだと思いながら相手に残り枚数を聞くと、どうどうと嘘の報告が返ってきてしまうのである。これがもとで負けたらただの阿呆なので、気をつけるように。あと、本国だけではなく捨て山の枚数を報告する際も嘘をつくことが可能である。……とはいっても、捨て山の枚数に関わる効果など出撃時、捨て山の残り枚数によって敵軍本国のカードを廃棄できるサイコガンダムくらいしかいない気がするが……
 ちなみに、GWには「虚偽の報告」という赤色のオペレーションカードもあるので、ひょっとするとこのカードの「虚偽の報告をすることができる」というのは、枚数を尋ねられるたびに相手の場に対してこのオペレーションの効果を適用できるという……わけねえやな。

ミオン・ホシオカ
コラボレーションカード
CHARACTER(UNIT)
GA-19 緑 1-1-0
(自軍ターン):《(0)》ターン終了時までに体重を1kg減量できた場合、そのターンの終了直後、手番プレイヤーを変更せずに新たなターンを開始する。この効果は、1ゲーム中に5kg分まで適用する事ができる。

「はあっ…ダイエットにいいかも…これ」

F Ch [0][0][1]

「Developers 機動戦士ガンダム Before One Year War」という漫画に登場していたキャラクター。なんでも初代ザクを完成させるまでを描いた漫画だったんだそうな。
 ともかく、そんなことを話していても話が広がらないので、カードとしての解説。
 地味に防御1を持っているのは置いておくとして、効果は非常に強力だが、非常に条件が厳しい。常識的に考えて1kgも減量をするのはちょっとやそっとでできる事ではなく、またその性質上場所は圧倒的に室内が多いカードゲームでは咄嗟に動き回れる場所もない。だが、その期間は「ターン終了時まで」となっており、遊戯王のような「3分ルール」的概念の存在しないGWではプレイヤーが宣言するまでターンは終了しない。しかも公式大会でもなければ全体的な時間制限が決まっている事もまれ(そして当然、公式大会ではこのカードの使用は不可能である)なので、テキストの使用を宣言したプレイヤーにやる気がある限り減量行動を取れてしまう。はっきりいって、待たされている相手にとっては非常に迷惑である。
 また、この「体重」というのが体重計に乗ったときの総重量を表すのであれば、衣服に鉄アレイを装着して、それを外せば効果を満たせるのではないかと言っていた友人もいたが、それはどうなのだろうか……?ただ、それができたとすれば、このカードには他のエキストラターン系のカードにありがちな「新たなターンの間このカードのテキストは無効となる」といった記述がないため、怒涛の5連続攻撃によって一瞬で相手を屠る事ができるだろう。「ずっとオレのターン!」
 ところで、気になる事なのだが、このカードには実は「誰が」体重を減らすという指定がない。なので、減量行動を取ってもらうのは隣の席でゲームを見ている人でもいい、という事になりうるが、さすがにそんなことを言い出すときりがないので、おとなしく自分で減量し、そして3分くらいであきらめてゲームを始めてください。それがお互いのためだ。

テオ・パジトノフ
コラボレーションカード
CHARACTER(UNIT)
GA-20 緑 1-1-0
(自軍配備フェイズ):《R》自軍本国のカードを全て、観戦者たちに見せる。その場合、このターン、次にプレイする自軍ユニット1枚は、指定国力と資源コストに-1してプレイする事ができる。

「そうだったオレのバカ〜〜っ!!」

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これもミオンと同じ作品の人。フレーバーからもすでに3枚目の香りがただよってくる。
 で、解説ですが……うーん……あまりに地味。「観戦者達に自軍本国を全て見せる」というのはコラボらしく通常ではありえない効果ではあるのだが、別に対戦相手に見せるわけではないため、観戦者がそれを口にしなければ自分のデッキがばれるわけでもなく、またそれによって得られる効果も「指定と資源が−1で、しかもユニット限定」というなんともコメントしづらいものだ。この手の効果では合計国力が下がってくれなければ意味はないし、しかもコストがロールで、「セット/G」すら持っていないのでは、せっかくの前半の記述のコラボっぽさがまるで映えない。……いや、そもそもその前半の記述も微妙だが。……ただ、この効果では珍しく、指定1のユニットを対象にした場合指定国力を0にすることができるので、各種指定1の強力なユニットカードは、このカードさえあればどんな色のデッキでも場に出す事ができる……とはいったが、結局合計国力は払わなくてはいけないし、そもそもこのカードが緑だったりで……各種OO勢力のユニットを4国力でスムーズで出す役としてはよさそうだが。
 また、観戦者にデッキの全てのカードを見せることが発動条件なので最初から観戦者がいなかったり、いたとしてもこの効果の発動にカットインで退席されたり、目を覆われてしまうと、対象の喪失や、前半の記述の解決失敗により後半のテキストも解決失敗となる。このカードを使う時は、必ず友達を一人以上はべらせて置くようにしよう。



今日は少なめですがこのくらいで……そういえば、明日は忘年会か……忘年会は割と楽しみなのですが、それによって次の日のバイトに響かないかが心配。