銀河一千万年

 つい最近、スーパーマリオギャラクシーの二周目を完全クリアしました。二周目からはルイージで始める事ができるのですが、操作感が変わっているのは面白いけれど、まさかそれでゲーム1つをまるまるやり直しする羽目になるとはおもわなんだ。……まあそれももう終わった話なので、あと少しプレイすれば心置きなくIMOに返却する事ができそうですね。


 全体的な感想としては、決して悪いゲームではなかったのですが、面白かったかといえば正直、64やサンシャインなどの過去のマリオシリーズのほうが上だったように思います。……ということだけ言ってもなんなので、良かった点と悪かった点を挙げてみましょうか。


「良かった点」


・3Dアクションの未来形を感じさせる。
 もともとそういうテーマであったと思われますが、ステージマップは終始、球形の星を丸ごと舞台にしたり、上下左右あらゆる場所に重力を働かせて移動するようなものが多く、間違いなく今までのアクションゲームにはない舞台でした。足場の端から落ちたと思ったら実はその星の裏側にいけたり、壁の上をめまぐるしく移動したりするのは今までには味わえなかった感覚です。これをさらに洗練したものが、これからのアクションRPGの形の一つなのかもしれないなと思わせられました。特に、幅の小さい球体の星の上で幅跳びをした時の爽快感は癖になります。あの地面に付きそうでつかない感じがこれまた。


・意外な自由度がある。
 この場合の自由度というのは、「いろんなことができる」というより、「意外なごり押しが効く」とでも言いましょうか。このゲーム自体の自由度はそんなに高くないです。そもそも、一度別の足場に映ってしまうと前には引き返せないという場所もかなり多いですし。
 ただ、ここで重要なのが、アクションの一つである「スピン」を空中で行うと少し浮く事ができる、という点。つまり、これをジャンプ行動に併用する事で総ジャンプ距離、及び高度をあげる事ができるわけです。このテクニックを使う事でいける場所やできるようになることは多く、本来は〜〜しないといけない、というところを無理やりこれで通ってやるのは結構面白いです。ちなみに、このゲームではたいがいの壁に対して壁キックが可能で、さらに壁キックのあとにスピンができます。このスピンの小ジャンプで壁から体が離れた分くらいは結構楽に戻れるので、このテクニックを使う事で一見登れそうにない壁も意外と超えていくことができます。これを駆使して、本来バネマリオ(高くジャンプできる形態)にならなければクリアできないところをそれ無しでクリアしたときは少し感動できました。あと、幅跳びがかなりの距離を飛ぶ事ができる上、ジャンプの距離に関してはかなり調整が効くので、これでひたすらに段差や穴を越えていくのも結構楽しい。


・2Pが参加できる
 2Pが参加できるアクションゲーム、というのは決して多くありません。ゴエモンシリーズなどはそれができた作品も多かったですが、片方が下手だともう片方まで積むと言う事も多々あり、やはり、アクションというと基本一人用なわけです。しかし、そう言った意味では、このゲームはメインプレイヤーを邪魔することのない2Pプレイを実現できています。……逆に言うと、2P側には大した仕事はないのですが、ほぼ常時画面のどこかにあるといってすらいいスターピース集めに加えて、2P側がいる事で初めてできること(敵、弾、足場をおさえる)も多いので、思ったほどは2Pも暇ではない……らしいです。まあないよりはあったほうが、一緒に楽しめてよかったと思います。


「悪かった点」


・各面でのイベントが少ない
 基本ではなんと各面ごとに3つのパワースターしかない。今までのマリオのゲームのステージでは1つにつき6つ、8つとパワースターのイベントがあっただけに正直残念。結局最終的に一つの面につき6つくらいにはなるのですが、1つは大抵そのステージですでにやったことをもう一度別の条件でやるだけ。特に時間制限はひどい。時間制限なんてなくたって余裕でクリアできるタイムばかりで、実質もう一度やっているのとかわらん。そしてもう一つは特定のコインを100枚も集めなければならないので、とにかく面倒くさい。


・全体的に簡単すぎる
 とにかくぬるい。そりゃ多少クリアするのに時間のかかるステージもあることにはありますが、それ以上に適当にやったってクリアできるステージが多すぎる。あと全体的に敵の機動力や足場の配置に比べて、マリオの移動能力が高すぎるので、クリアだけを考えるなら、とりあえず走って通り過ぎるだけでも大抵の所はどうにかなる。……まあこの点に関しては今までも同じようではありましたがね、なんだか心にこないものがある。何故だろうなぁ。
 あとボス戦がいまいち単調。どうにもスピンして当てて、ってのが多い。その一方、それ以外の手段で倒すボスはとっても楽しいです。ガレキお化けのボス戦で、爆弾テレサを5〜6匹ほど振り回すのは病み付きになる。


・微妙な操作感の悪さ
 これでもかなりマシにはなっているとは思いますが、やはり重力の変更などで突然移動方向が変わったりした時の急な操作変更が手になじみづらいですね。そのせいで上手く動けなくなることはよくありますが、その度にイライラします。あと、右腕のwiiリモコンを動かす手間が正直面倒くさい。まだ特定のアイテムや足場に乗っている時などはいいんですが、これを振ってスピン、というのは、プレイしていてとても誤作動が多くてちょっと辟易とする。
 ぶっちゃけ、左と右でコントローラーが分離している、というのに、どうにも体というか心が慣れてくれない。この事から感じるモッサリ感が、このゲームをイマイチに感じさせる1番の要因なのかもしれません。


 と、こんな感じ。やはりゲームプレイヤーがwiiリモコンよりもゲームコントローラーに親しみがあるのは動かしようのないところなので、もっとwiiリモコンになじんだプレイができるといいのだがなぁと思います。普通のゲームならまだしも、このゲームはしょっちゅうwiiリモコンを動かすのと左手のスティックを傾けるのを同時にやんないといけないからなぁ。