ライバル登場!

〜今日あったこと〜
俺「大会終わったけど、今日は早めに帰るんで。まああとでチャットでもしようか」
kamakiri、frogguy「オッケー」(別れる)
俺「よし、東武東上線で帰るか」
〜〜お客さまにご連絡を申し上げます〜〜
俺「……なんかすごい人集まってるんだけど。あからさまに動いてない感じなんだけど」

(中略)

俺「とりあえず、振り替えがきいたので、山手線から常磐線で北千住までこれた。ここまできたらあとは一本だな……ってあれ?止まった……」
〜〜お客さまにご連絡申し上げます〜〜


 そんなわけで、帰ってきたのは夜1時半前でした。そのせいでkamakiriは先にチャットから抜けてしまったらしい。悪いことをしてしまった。


 しかし、正直それは仕方なかったのでまあこのくらいにするとして……それよりも、GWの広島大会でついにクロボンが2位入賞を果たしました。バンザーイ!!同じクロボン使いとして先に成果をあげられてしまったのは悔しいけど、個人的な感情をまとめると、「ちくしょーこのやろー!」っていいながら入賞者の方を胴上げしに行きたい。
ついでにnavimasoもおめでとう!なんかいいことがあったらしいね!こんちくしょー!
 ……とまあ、これだけというのもなんなので、入賞者のデッキを少し考えてみる。↓のAブロック2位のデッキですね。
GUNDAMWAR / 公式大会レポート


 デッキの形としては、いわゆる「G6、6クエ型クロスボーン・ガンダムビート」です。キャラクター・オペレーションをGに変換できる「タメG」のみを初手で発生できる国力元として投入し、通常のデッキ構築よりもデッキ内のキャラクター比率を濃くすることで、たった6日のクエストによるクロボン&キャラサーチ効果のリターンを高めるというのが大きな特徴です。レシピ自体は前にfrogguyが考えていた物と概要は同じで、6クエが入っている割にクロボンはそこまで多くはないし、改・改などもないので本当に6クエをただの専用ドローソースとしてみている印象をレシピからは受ける。個人的に今まで使ってきた感じからすると、6クエが「爆発」といえるほどの性能を発揮できるようになるのはクロボン、キャラあわせて20くらいからだったが、まあ確かに期待値的には18というのはデッキの中の3枚に1枚が対象になる確立(つまり、6枚見て2枚以上ある確率)を満たしているので、まあ別に再利用などを考えるわけじゃないし、この辺が無難なのか。
 その他このデッキの特徴としてはいくつかあるが、それぞれあげていくと


・コア・ファイターが2枚
 2枚。何気ないが、これは個人的にはとても斬新だった。いくらパッチワークからつなげるようにしてあるとはいえ、コア・ファイターは確かにあるとないとでは展開のしやすさが違う。ゆえに多くのクロボンデッキではコア・ファイターは3積みであった。しかし、コア・ファイターは2枚以上場に出してもうまみがほぼなく、もちろん手札に溜めるとそれ以上にいいことがない。一応フルクロスの登場でコア・ファイターがジャンクに行けば破壊無効効果が使えるようになったが、能動的にコア・ファイターをジャンクに落とすのは赤単だとそうすんなりも行かない事は多い。よって引いたらもう無駄ヅモをしないようにと、1枚だけコア・ファイターを積んだデッキにしたことは、俺もある。しかし2枚というのは考えていなかった。何故2枚にしたのだろうか。ひとまず考えられる理由としては、デッキスロットがカツカツだった、あえて前述の発想の間をとった。などだが、正直凌駕や戦技は必須枠には見えないので後者だと思われる。俺も今度試してみようかな。


・内調のかわりに木星
 個人的にG6型ではオペなのでGにでき、かつ場に出れば本国を操作できる内部調査が必須だと思っていたのだが、このデッキにはまるでその枠を取って差し替えたかのように木星圏からの出発が3枚入っている。しかし翻意ならともかく、別に木星圏自体がクロボンと相性がいい訳ではないので、これは単にもともとクロボンがX1&X2のおかげで持っているウィニー耐性を更に高め、早いデッキをカンペキにメタっていると見ることもできるだろう。というかシナジーを考えるなら多少危険はあっても、この枠は翻意だと思うので、それ以外には思いつかない。……とはいっても、1位の赤黒にも内部調査はないし、ちょっと前からその兆しはあったが、すでに内調のカードパワーは物足りなく見られているのかもしれない。実際俺もしばしば感じる。


・ヴァリアブルが6枚
 今まで俺が組んでた形に比べると、ヴァリアブルの数が多い。だが、G6、ヴァリアブル6型はfrogguyも別のデッキでやっていた。問題はそこではなく、1枚以外が全て別色を発生するヴァリアブルだということだろう。個人的にG6型にヴァリアブルをさすのは虚偽などのメタカード1枚でゲームを終わらせないためにあるのだが、赤の指定を発生できるのがたった1枚ではその役割も薄いだろう。というかクロボンはほぼあらゆる行動に指定2が必要なので、少なくともタメGが1枚でも機能していなければまるで動けない事になる。……まあ、サイドに赤を発生するヴァリアブルが2枚つっこんであるので、おそらく相手の2戦目からのメタ空気を読み取ってチェンジするのだろう。1戦目は、カードパワー重視のヴァリアブル選択という事だろうか。あと、クロボンは一応自軍ターンにタメGを縛られても相手ターンに展開することのほうがむしろ得意であり、また今回の1位を見てもわかるように虚偽を積んでいる側がタメGを使っていることも多く、つまり敵軍ターン中にはあくまで虚偽に限れば効果を使用されづらい。ただ毒牙はどうにせよ厳しいんだけど……トビアでごまかすのかなぁ?まあ、そのあたりで1位に破れたのだと思われる。


・ムラマサが1積み
 なぜ1なのか?確かにムラマサはパッチワークから換装できないので、コア・ファイターを通常よりへらしたこの構築における存在意義はそこまで高くはない。だが、このデッキには0枚ではない。……まあ確かに、ムラマサのカードパワーはとても高いし、彼の力がなければ乗り越えられない事も多い。手札で腐るならパッチワークで捨てればいい。だが、このデッキには2枚ではないのである。……おそらく、2枚でもよかったところをスロットと相談した挙句1枚になったんだと思う。もしくは俺と似て、デッキの中に可能性を秘めさせることを楽しむタイプなのかもしれない。ただ、この手のX1よりの構築だとムラマサは2になることも多く、コア・ファイターを1枚減らしたぶんだけ採用枚数が減ったと考えるのもありか。ちなみにザンバスはサイドにも0。聞こうとしなくても、「重い」という呟きがデッキから聞こえてきますね。


・総評
 木星圏3積み、X1X2を出しやすくしている試みといい、今トップメタといわれる緑ウィニーとブースト青をガッツリ食べる気でデッキを組まれ、実際にガッツリ食って勝ち上がったのだろうという気がする。ぶっちゃけ、その二つにはこの構築なら7:3くらいで有利が取れていると思う。
 しかし、今まで散々6クエクロボンをやった俺だから言うが、よくこれで勝ちあがれたものだと思う。よっぽど相性のいいデッキばかりとあたったのか、それとも6クエが神がかっていたのか。それとも木星圏メイン3、そして謎の凌駕と戦技に俺の知らないパワーがあるのか。
 ……実際にプレイしてたところを見てみたいけどねぇ。