俺は・・アイツに勝ちたい!

〜〜遊戯王TF4、今日の名勝負〜〜
 パートナーにしている牛尾さんVS繁華街に出没した鬼柳でバトルさせてみた。試合は鬼柳の伏せた伏せカードがほとんど役立たないことや、牛尾さんが各種カードを使って確実に攻撃を凌いでいたおかげで牛尾さんムードだったが、何故かこの押せ押せムードの中、牛尾さんは最初にセットし、罠カードを駆使して生き残った「ゴロゴル」以外のモンスターを出さない。そして手札は3枚もあり、そこからセットをする様子もない。場にはゴロゴルがいることから上級モンスターならアドバンス召喚で出せるし、鬼柳の始皇帝の陵墓が場に出ていた時期もあり(最終的に牛尾さんの大嵐で流れたが)、いくらなんでもこの状況で手札事故というのは理解できなかった。
 そして、その後、ようやく引いてきたらしいチューナーを召喚し、レベル6ということでついにゴヨウが登場。なんと専用CGアニメ付き。ゴヨウ超かっけえ。さらに戦士の生還で使用したチューナーを回収し、さらにさらにそのチューナーの効果でゴヨウの攻撃時に相手は罠を発動できない。さらにさらにさらに戦闘で破壊したインフェルニティ・ネクロマンサーのコントロールを得る。もはやゲームが決まったかと思いましたがゴロゴルとかいうのでちまちまやっている間に鬼柳の場には大量の伏せカードがあり、油断は禁物。だが、次のターンは鬼柳はモンスターを伏せるのみでターンエンドする。そして次のターン、事件は起こってしまった。カードをドローした牛尾さんは、なんとおもむろに手札を3枚も捨て始めた。……懸命な読者諸君ならお分かりだろう。牛尾さんはモンタージュ・ドラゴンを特殊召喚したのである。相手の場に3枚も伏せカードがある時のこの行為は俺の背筋を冷たくし、まさか序盤展開がぬるかったのはずっとこれをねらっていたのかと思わされた。しかし、攻撃力3600となったモンタージュ・ドラゴンが攻撃したモンスターはインフェルニティ・ガーディアンであり、既に手札ゼロとなった鬼柳のハンドレスコンボ炸裂によって牛尾さんは動けない。そしてその次のターン、リバースカードリミリバでジャイアントウィルスを蘇生する鬼柳。しかしジャイアントウィルスで倒せる相手は存在せず、手札もゼロ。一体何をするのかと思えば、次の牛尾さんのターンに死デッキが炸裂し、ゴヨウとモンタージュは消え去った。だが、このとき死デッキのピーピングにより、牛尾さんの手札に洗脳を確認。鬼柳のライフはわずか3300であり、その後相手が再度リミリバした際に牛尾さんは激流葬を発動した(このタイミングで、鬼柳の手札は1だった)ため、場は一度まっさらになるが、その後召喚されたインフェルニティ・ヘルドッグを奪い、モンスター召喚して追撃すれば殺しきれる可能性も考えられた。だが、その後アサルト・ガンドッグが上手くつながることによって、ヘルドッグと牛尾さんのモンスターの攻撃力合計が3300を超えた。これは勝ったのか、と思うも、どうやらCPUはリリースなどによって処理できない限り洗脳系のカードは使用しないらしく、結局勝つみこみもないままターンがすぎ、そして鬼柳が死者蘇生をドロー。ゴヨウ降臨。ガシッ、ボカッ、牛尾は死んだ。セキュリティ(笑)

感想……モンタージュ・ドラゴンは「役に立たない」カードではなく、デッキに入れさせていると負けるカードであることがよくわかった。最初のうちに殴ってさえおけば……


 最近ルール改正によってダブルオー祭りが終わり、また来月には新パックも発売と言う事で結構楽しいことになってきているガンダムウォーであり、我がクロスボーン・ガンダムデッキも色々とやれることか見えてきたという感じではありますが……何回やっても何回やってもグラハムフラッグ+グラハムのセットが倒せない。この間の大会でそれを痛感しました。確かにこちらの手札からユニットを奪うボッシュや場に出ている換装持ちガンダムを奪う火星ガンダムも辛い相手ではありますが、前者は奪われたあとに転向、そもそもカウンターなどあり対処できないわけではなく、後者は所詮対象を限定するかわりに色々と便利になったガーベラ・テトラ程度の物だと思っています。それと、奴の対象になるこちらのユニットには、奪われてもテキストを利用される事はまずなく([]はコピーできないため)、せいぜい大気圏突入と特殊シールド1をつけるくらいが関の山でしょう。また、ユニットであるがゆえにプレイ権を使わせているということや、そもそもあらかじめフルクロスにギリを置いておけば相手は一番どうにかしたいのがどうにかできないジレンマになやむでしょう。
 しかし、グラハムセットはそうはいかない。別に、出てきた相手を倒すだけならムラマサで出撃したあとなんかあと一つ使う、ミッチェルの乗ったユニットや、カラスで速攻を得たユニットで応戦するなどあるのですが、一定のレベル以上の相手はそんな少しでもグラハムセットが破壊される可能性のある迂闊な出撃、およびデートはしてこないと思っていいでしょう。そもそも、あちらのアタッカーは別にグラハムセットである必要はないので、場が長引くならそれはそれで、あちらはゆっくりとイナクト特攻やオーバフラッグコイン増産によって場と本国のアドバンテージを築いていく事ができるわけです。これに対応するにはこちらも相応の役者をそろえ、場を築く事なのですが、グラハムはそれをゆるしてくれない。とりあえずアタッカーとしてノッセルを出そうものなら、すぐにこちらの攻撃ステップ直後というもうどうにもならないタイミングでデートに連れ出されて破壊されてしまう。そして結局、場に残ったのがムラマサやキャラの乗ったフルクロスだけでは他の攻勢をどうにもできない。
 ぶっちゃけ、場にそろわれたら手札に「雲散霧消×2」でもない限りほぼ負ける。相手にシーマがいて汚染コインを使いきってない場合はまさにご臨終。ここで赤ならお得意のカウンター……といいたいところだが、ユニット、キャラどちらにも高いプリベントがあるので、やはりどうにもならない。合計国力的に、宇宙統べも間に合わない。昔なら混色にして刹那やソレスタルビーイングで処理できたが、今はもうタダの思い出に近い。……一応、千年女王を併用すれば全くできないわけではない・・が。しかしまあ、それでもあえて何とかするというのなら……


プランA
「尊き御言葉を使う」
 尊き御言葉とは、カード1枚のテキストを消せる3国の赤コマンド。このカードによってあらゆるタイミングで「効果の対象にならない」効果を潰す事ができ、特にこれを使うことで転向が通るのはとても大きく、慈愛やシーマにも邪魔されることがない。戦闘フェイズ中なら、雲散と組み合わせてもよい。また、Gのテキストも消せるので、相手がタメGを使う時にカットインして使用することで間接的なランデスにも使うことができるのは大きいだろう。だが、所詮このカード1枚では、グラハムセットの回避テキストに弾かれて終わってしまう。あくまで他のカードと組み合わせる事が前提であり、またテキストを消したところでユニット戦で相打ちに持っていくなら2:3交換になってしまい、そもそも緑の火力ならテキストが消えたのを見られてから相打ち役のユニットを焼かれて終わりというそのままサレンダー級の損害もありうる。転向との組み合わせによる処理ならその問題はないが、テキストが消えている状態でこちらに移って来るため、そのまま攻撃ステップにシャアゲルググプレイからオペ割り効果を使われたりすると守る事ができず、またこちらの戦力として活用する分にも敵には試作ケンプ、速攻ユニットという手段があるため、敵のときほどの制圧力はあまり期待できないだろう。また、このカードと転向は3枚入れられるようなカードではないため、この二つが都合よくそろうかどうかは……まあそれでもフルクロスが隣にいてくれればかなり安定するが……


プランB
「カラスを上手く使う」
 要するに速攻ユニットなら相手の防御力の低さによって1枚で相打ちが取れるので、カラスによる速攻付加はとても有効ではある。コストが同じなら全てのユニットに速攻強襲などをつけられるため、対緑でアタッカーになりやすいノッセルと、X1&X2、パッチワーク、ザンバスは共存が可能であり、これだけのメンツがいればまあなんとかならなくはないだろう。だが、最大の問題はこれをアテにすると対緑においてかなり睨みをきかせてくれるフルクロスとムラマサを出した瞬間、速攻強襲を持つのがそいつらのみになるので、彼らとの共存が不可能になる事である。しかしそうなると脇が甘くなり、カラスをシャアゲルで割られる、気運+1枚で延々と除去られると弱点は多分にある。あとクルスト・モーゼスにも注意。ほぼ全滅してしまう。……というかぶっちゃけ、クロボンが緑にそれでも勝てることがあるのは5〜6割がたフルクロスのおかげなので、いくら火星ガンダムに除去される可能性があると入ってもフルクロス抜きで考えるのは賢くないといえるだろう。


プランC
「そもそも出させない」
 緑中速はタメGを採用していることが多く、その発生を無効にする虚偽の報告がぶっささる可能性がある。しかし、そんなタメGを守るためにロールすることで特殊Gを基本Gにできる基本Gが採用されている事も十分に考えられるが、ロール中は国力の発生ができないため、それならそれで相手のGをロールできる摂政の演説が光る。このあたりでガチガチにメタり、上手く相手のデッキがはまってくれればほぼそれだけで勝てるだろう。……まあ普通に基本Gやヴァリアブルを出された場合、デッキの中に無駄カードを何枚も抱えることになるわけだが。


 ……とまあ色々と考えてはみたが、正直どれも確実に彼をしとめるに至らない手段だと思う。相手のデッキにいる敵は奴らだけではない以上、あまりそれにこだわっても結局勝てるかは不明だ。そういう意味では、まだ千年女王を採用して刹那やソレスタの投入スペースを作るという考えの方がいいのかもしれない。
 だがまあ、選択肢は一応他にもある。それは赤茶以外の混色を考える、ということだ。しかし青赤はディジェを入れればかなり効くが、わざわざクロボンに投入する価値があるのかは微妙だし、赤緑は特に構築意義を感じない、そして赤白にいたってはそもそもそんな組み合わせでできるデッキなど対艦アドズルかヴォワチュールゾディアックくらいだろう。
 となると……残りは赤黒である。確かにシロ目、完封でセット成立を阻害できるし、それ以外にデッキとして今まで苦手だったキャラ、オペ除去を一手に担う毒牙もある。ヴァリアブルとしてキャラ除去を入れられるのも魅力的で、ムラマサが戦闘エリアに出れば相手はほぼ回避不能にもなるだろう。また、使った完封やシロ目の後続となるべきカードをノッセルでサーチできるし、改・改を上手く使えれば相手にとっては悪夢のような事にもできるだろう。だが、正直胸を張ってシナジーがある、といえるのはタシロの賭けを投入できることくらいで、そのタシロの賭けも救国の英雄のような敵軍ターンによる除去ならともかく、自軍ターンのドローフェイズ後に割られるとちょっと泣きたいことになってしまう。ようするに、周辺警護の的である。……ああ、どうしようかなぁ……