これがNAVIの正体の萌えロボっぷりだ。

 YES!ついにドン・カザンバイをぶち倒したぞ!ビバ私!!
 ……といっても、たいがいの人には何のことだかわからんだろうから、説明。
 今私は某氏から借りた「メダロット・NAVI」をプレイしているのですが、その中に出てくるスペロボ団という組織のボスが、カザンバイという名前なんですね。で、それを倒したというわけ。……で、このスペロボ団。さすがはメダロットクオリティとでも言うべきなのか、その目的がなかなかに面白いので、ちょっと紹介。(一応ネタバレになるけど……大丈夫だ……ろう。多分)

 まず、ドン・カザンバイ率いる彼ら、「スペースロボロボ団」略して「スペロボ団」は、地球で色々とやらかしている事で有名な「ロボロボ団」と姉妹提供を結んだ組織らしくて、ロボロボ団が地球ならば、我らは宇宙だと、宇宙を征服するために乗り出します。
 しかし、その計画の途中。たまたま最新型の宇宙ステーションの見学に来ていた子供達(主人公含む)が「NAVI」というコンピュータによって制御される宇宙ステーションに入ったとき、そこを大本の場所から隔離して、宇宙ステーションごと彼らを自分達のアジトまで誘導します。……さて、何故か。……では、ドン・カザンバイの発言を。

カザンバイ「宇宙に出たはいいが、宇宙には征服する存在が未だいなかった!だから、クラスター(呼び寄せられた宇宙ステーションの名前)を呼び寄せて、ここを観光名所として開発する事を思いついたのじゃ!!

ゲーム内でこういわれたとき、素でわけがわかりませんでした。
 で、その理屈なんですが、どうやら。
 地球から見れば宇宙の端のほうにあるこの辺りを観光地として開発する→このあたりに人が来る→そのうち、ここを拠点にしてさらに遠方に開発の手が広がる→いつか宇宙に征服するべき相手が現れる。
 という事らしいです。多分、この中には資金源が拡大するってのもあるんだろうな……というか正直、こんなシナリオを考え付いた人はスゲエと思う。
 んで、「地球に返してくれ」と懇願する主人公たちに対して、「いや!お前達30名には将来のスペロボ団員となってもらう!」といわれて、戦いを挑まれます。ちなみに、この首領は大分前からそのつもりだったらしく、子供達が自分達のアジトについたとき、「あの子達の分も考えるとこのままじゃ食料が足らないから、買出しに行って来い」などと言うような事を言ったらしく、早々に食料を買うために小型ロケットに乗り込もうとするスペロボ団下っ端の姿が見られました。これだから好きだよ。メダロット
 んで、ロボトル開始。敵のうちの2体が「クロス攻撃ファイア」という射程、成功率、威力とも反則クラスに高い攻撃を使っていたぶるというマネをしてきて、一回目は敗北。リセットして二回目で、装甲値335を誇る味方メダをメダチェンジさせて防御を使わせる事で、なんとか向こうの攻撃をしのぎました。
 ところで、このカザンバイ教授は倒された後、「わしの夢を真剣に聞いてくれたのは、団員以外ではお前だけだった……」といって急にいい人っぽくなり、主人公達が地球に帰るのをむしろ支援してくれます。
 ……ですが、その後謎の宇宙船にクラスターのコントロールがのっとられ、それにひきづられてアジトもついてきてしまったのですが「侵略する相手が見つかった」と、その謎の宇宙船を見て喜んだそうです。……もう駄目だ。俺このじいさん大好きだわ。

 んで、一応今更タイトルの説明。この「クラスター」という宇宙ステーションは「NAVI」という人工知能によって高度に管轄されているのですが、何故かこのゲームの中では唯一、NAVIの台詞にのみボイスが用意されています。ゲームボーイアドバンスでそんな事をやりだしたイマニジアは……ええと、すごいと思う。しかもなんか妙になまめかしいんですよね。感覚の問題かもしれんが。
 それで、物語が進むと、この「NAVI」が人間の心をもっと知るために、自分の意思をリンクさせたメダロットを作って、それをある事情から主人公達に同行させるようになります。そして、ここからが本領といわんばかりのボイスの嵐。とにかく、「待ってください」から「自分の足で歩くけるって、なんて気持ちいいんでしょう」までしゃべりまくります。しかも、デザインは本編中でヒロインも絶賛していますが、なかなかにキュート。ちょっと軟派過ぎかな?と俺としては首をかしげたりしましたが、漢のゲームだったはずなのに、いつの間にやら乳揺れとラヴコメを追求する某ゲームよりはマシか。(涙)

 とりあえず、今日はこんなところで……