う、宇宙メダロットの性能はバケモノか!?

普通の日記

 本日、メダロット・ナビの本ストーリーをクリアいたしました。まだこれからもやる事は存分に残ってますが(むしろ、ここからが本番か……)、とりあえずエンディング周りも個人的に好きな演出だったので、感慨深く満足です。「メダロットナビのEDが気に入らない」と言う意見を某所で聞いていたのですが、どうやらあまりにもこのEDが「少年漫画っぽい」運びだった事に起因する嫌悪感かと思われます。いや、俺はこういうの大好きだから。
 ちなみに、そこにたどり着くためのラスボスですが、簡単に言えばメダロットを創製したというどこかの文明からの遣いのメダロットであったらしく、それとのロボトルになります。
 で、ラスボスというからにはどれほど極悪なパーツを装備しているのかと思い、戦闘前に能力をチェック。

頭パーツ :そせい
右腕パーツ:回復
左腕パーツ:ふっかつ

 ……某ゲームには主人公なのにタメキャラという男がいたりもしますが、それに次ぐ衝撃です。まさか回復系とは。読めなかった……!!
 ……いや!?まだ決めるのは早い!!こいつはパワー変形が可能だ!!ならば、きっとチェンジ後にはビームやらナパームやらで暴れまくる機体にっ……!!

DRIVE−A:そせい
DRIVE−B:回復
DRIVE−C:ふっかつ

ちょっと待て変わってねえよオイ!!
 ……と思わず突っ込んでしまいましたが、でも実際その性能はひどいものでした。リーダーがこれなので、奴は残り4体で殴ってくるわけですが、このうちの2対は飛行と潜水なので、2ターン目にパワー変形した主人公機のアンチエア、シーで乙。リーダーが蘇生で復活させてくるかと恐れましたが、それはしてきませんでした。……まあ、してこなかったという事は、その代わりに別の行動をしたという事で……

 で、ここでリーダー以外の奴らの機体について特記させていただくと、奴らの頭パーツは完全に戦闘向けではなく、そのかわりに右腕、左腕が「へんか」という特性を持ったパーツになっています。
この「へんか」というのは、その変化する元のパーツごとに決められている属性と同じ属性を持つ、パーツどれか一つに変化して、そのパーツの能力を使用できるようになります。変化は毎ターン強制で行われるので、バクチ性が強いパーツに見えるのですが、実はずるっこい特性を持っています。
 それは、どうやら「へんか」の行動が「おうえん」として分類されるらしく、「へんか」で変化したパーツで行われる全ての行動は、「おうえん」として扱われることです。
 つまり、通常左腕パーツは威力が高い代わりに、「がむしゃら」「狙い撃ち」である事が多いため、回避、もしくは防御まで不能になってしまう事が多いわけですが、この効果で変化した左腕パーツは、しっかりとその左腕パーツとしての威力をもちながら、「おうえん」扱いです。よって、普通に回避しますし、普通に防御されます。しかも、本来ががむしゃらである攻撃は普通に貫通。そして、例えレーザーに変化しても使用AP量は変わらず。……ちょっと待ってくれ。いや、ほんとに。
 ……しかも「うつ」も「なぐる」もなく「おうえん」なので、メダルに「おうえん」の適性さえあれば成功率はどのパーツでも変わらなくなってきます。しかもこのラスボス戦の連中は今までよりもレベルがさらに頭一つ抜けて高いらしく、なんと一度「いんぺい」をかけたリーダー機にレーザーが直撃する始末。もはやよけるのは無理なんじゃないかとか思いましたよ。……ついでに言えば、さくてき2回程度では普通に当てるのが不可能だった機体がいたことも報告しておきましょう。リーダー機に対しては、索敵を5回かけてスカリましたからね。(多分、これは運が悪かったのだろうけど)
 ……ただしこの仕様は、こちらに回数2回とはいえ、全パーツに貫通するデストロイ(=撃つ以外の本来の攻撃行動をしていて、変形していない標的を一撃で撃破)を持つ機体が仲間に加わっているので、それに対する当然の結果と考えるのが妥当かもしれない。……まあ、どちらにしても俺はよっぽどじゃないとそいつは使わんが……

 さて、かなり長くなったが、ようは何が言いたかったのかと言うと、つまり「相手は左腕攻撃をしてきて威力が高いのに、しっかりと防御、回避をされるからなかなかに破壊できない」という事です。しかし、レベルは雲泥の差と言えど、相手も同じメダロット。先の2体がアンチになすすべもなくの死ともなれば、残りの2体ごときは物量で押せます。
 さて、ここで問題なのがラスボス。
 そのうち、二脚メダのほうのパーツを3つ壊し、残りは頭だけになった敵機に、ラスボスが「ふっかつ」を使用しました。
 まあ、1パーツを完全回復とかそんなノリだろう。と思っていると。

左腕ーツを復活した!左腕パーツに45(そのパーツの全体力)リペア!
俺「うんうん。左か」
別のパーツに貫通した!
俺「!?……まあ確かに復活は、その際のHP回復量が復活したパーツの装甲値でカンストすると別のパーツにも作用するんだけど……さすがにラスボスだな……」
右腕パーツを復活した!右腕パーツに45(同じく)リペア!
俺「……あれ?」
別のパーツに貫通した!脚部パーツを復活した!脚部パーツに22リペア!」
ハート様「ひ、ひでぶぁ!」

 ちなみに、参考までに表示すると、同じく「ふっかつ」を使用する味方メダの性能は、回復HP量が28〜34ほどで、後継機の場合は射程は2なのですが、ラスボスの「ふっかつ」は回復HP量が110ほどで、射程は少なくとも4はあるもよう。そりゃ負けましたよ。あんなのとまともに相手ができるわけはないです。あれで「かいふく」など使ったら、余裕でメダロットの全装甲を回復するに違いない……
 しかし、一応完全な壊れキャラというわけではなく、なんとレーザーですら使用APが21ほどというこの世界で、どうやらこの馬鹿みたいな性能を持った「ふっかつ」には26以上のAPを使っているらしく、戦闘の隙を見て敵のジェネレータを奪うとラスボスはメダフォースと頭パーツ以外で一切行動できなくなることが攻略本で判明したので、その通りにやって。あとはジリ貧に持ち込んで勝ちました……一度、リーダー機とジェネレータ奪取役の機体以外全部に「けいぞく」をつけられて、焦ったりもしましたが……


 何故ここまで書いてしまったのかはわからないが、長くなりすぎたので、他の内容は自粛。……これを読んでここまでたどり着いた方々には、一言感謝と謝罪の意を表したいと思います……