正解〜〜♪

 やべえ、navimasoに買ってもらったひぐらしのなく頃にがめちゃくちゃ面白かった。
 序盤は甘ったるくて女しか出てこなくて、1Pめくるごとに本を閉じて頭を押さえ、レナの豹変シーンに入っても唐突すぎて「何やってんだろうな」くらいにしか思えなかったので、一巻の印象は悪かったのですが、大石の話が本格化して、前原が自分の命の危険を察するようになってからがぜん面白くなった。何かに狙われていると知り、パニくり、迷い、恐れて、ついに取り返しのつかない事態になりながらも、その時その時で、自分に出来る事に全力で向かっていく彼の姿は本当に格好いいと思った。ヒロイン達に囲まれた男性を好きになったのはロイ以来だ。一生懸命な生き方は、たとえ架空のものであっても、見ているだけで胸を打たれます。
 あと、個人的には誰かが死んだ後に残された人がその人を殺したものに立ち向かっていく、というストーリーが好きなのです。例えそれがハッピーエンドでない、どんな結果に終わっても、その人が挑んだという経過に意味があるのだと思う。最後の前原圭一が残したメッセージのところで、とても感動した。この結末を知りたいと思った。
 それにしても、富竹さんが毎回死んでしまうのはとてもかわいそうだな……結末まで見たわけではないので、襲われた理由によっては見方変わるかもしれないけど。……あともう一つ言うなら、最後にレナと魅音が死んでしまったのは、これが前原圭一の問題ではなく「みんな」への問題なのだと言う事が認識できて、演出的には良かった。本音を混ぜると、両方とも特に好きになれないしな。普通の日常ならともかく、罰ゲームで水着やら何やらしてるところは、折角スリルも出てきたところで望んでないものをみせられて気分的に反吐が出かけた。丸ごとワラキア先生にカットして欲しいくらいだ。
 ……ところで、どうかんがえてもこのお話には圭一の他にもう一人、男の名前つきクラスメイトがいた方が話の展開が広がる気がするのだが。や(殺)られ役専門でもいいし、年は上でも下でもいいから。まあ、ひょっとしたら悟史がその役どころなのかもしれないが。
 まあ、早い話が個人的にブレイクしました。何か悲しく、残酷な話がバックにあるきはするけれども、俺の心を打ち貫く要素がまだまだ眠っている気がもりだくさん。navimaso、本当にありがとう。
 ちなみに、まるで怖くはない。少なくとも漫画版ではな。見開きカラーでレナの「嘘よっ!」は、なぜかギャグにしか思えない。ゲームだと多分ものすごくビビッたと思うけど。スリルという意味なら、注射を撃たれそうになっている前原の次のページの見開きが真っ黒に塗りつぶされている事の方がよっぽどいい演出だった。


 なお、某Y氏に買っていただいた「よつばと!」も非常に面白い。ひぐらしのあとによむとその平和さに笑わずにいられません。最初の5、6ページでよつばを気に入りました。こういう元気で直情的な子は、見ているだけでもとても楽しい。なお、ローゼンはまだ発掘してない。あのバッグを開ける気になるまで待て。