じゃあ、注文を聞こうか。

 この間ちらりと見たバーボンハウスのAA解説によると、バーボンハウススレではスレタイに嘘の内容を書き込むのだが、それがすぐにウソとばれる内容でもいけないし、また嘘とわかっても何かトキメキを感じなければいけないとか。
 そういった嘘とはどういう嘘なのか、という事を弟と話し合い、お互いに意見を出していった中でマシだったのを一つあげると
ハルウララ、隠居後にマザー牧場へ」
 という俺の案が残ったのだが、こういうのでいいのだろうか。実際にバーボンスレを探せば早いかもしれないが、そこまでする気は無いです。


FE


・スナイパー
「封印」
 弓のみを扱う、弓のエキスパート……という聞こえはいいのだが、ソードマスターやバーサーカーのように必殺補正がつくわけではなく、また遊牧騎兵に勝っている要素がほとんど皆無で、劣っている要素が大きいため、何に使うにしても突き詰めると結局いらなくなってくる可愛そうな職種。対象はウォルト、ドロシー、クレイン、イグレーヌ。グゥレイト!数だけは多いぜ!
 通信闘技場の事を考えるとドラゴンマスター同様に使用価値がないクラスなのだが、出て瞬殺されるような弱さではない。その事を置いておいて考えてみる。
 FEでも屈指のネタキャラとしての存在感を持つウォルト。設定がいいのに扱いが悪い事をまず笑われ、トドメをさされたのがその微妙な能力値であるわけだが、データを見たところ成長率はそんなに悪くない。原因はその異常なまでに低い初期能力にあると思われる。力と技は4、幸運は2。確かに悲しい。また、男性キャラなら女性(ドロシー)にくらべて基本有利なステータスであるはずのHP、力、守備、体格において、守備はほとんど変わらず、体格は同じ、力はそれどころか負けてるという醜態も彼の情けなさに拍車をかけている。……さすがにHPは勝つが。おまけにクラスはスナイパー。まあどうしようもないですね。
 ちなみに、何故かステータスがどれかに偏りがち、というのをよく聞く気がするが、これもネタキャラパワーだろうか。とりあえず、数値上技の成長率が50%と高いらしいウォルトの技がそこまで低くなったIMOの体験は奇跡だったんじゃなかろうか。ここで一言感想を言わせてもらえるなら、もっと他のところで運を使ってもらいたかったが。
 ドロシーは初期能力の低さならばウォルトに次ぐくらい低いのだが、成長率が彼よりも一回りほど優秀で、力と速さという2大要素があがりやすいので、ウォルトよりも強力になることが多い。力はカンスト前提、技、速さはカンスト手前まで行く上、体格も8と低くなく、むしろスナイパーの中ではウォルトと並び最高のため、スナイパーの中で考えるならば頭一つ飛びぬけて優秀ではある。なお、速さはカンスト手前でこそあるが、基本はミュルグレを装備しているのがスナイパーの戦法なので、まあ実質27もあれば速さ補正で何も問題はない。毎ターン反撃できない場所からひたすらに強力な2回攻撃を続ける彼女は実際かなり強い。だが、うたれもろいので期待し始めたあたりで潰されてしまうので頼りがいはない。これで他のクラスだったらなぁ……
 クレインは上級職加入の中では成長率がいいのだが、すでにスナイパーという事を加味すると初期値がウォルト以上に貧弱そのものなため、結局使えない。恐らく封印では最弱スナイパーだろう。速さと幸運だけ伸びて、気づけば終わっていた、というタイプなのでは。封印と烈火だけの主観だが、何でアーチャーはこんなに初期値が低い人が多いのだろう?
 イグレーヌは成長率は悪めだが、これがクレインと同じレベルかと思うほど初期値が高い。クレインと比べてしまうと各能力4ずつくらい高いのでさすがに成長率の差でもカバーしきれない。おまけに体格も同じ。あまりにも男スナイパーがヘタレすぎるだろう……まあ、それでも基本ドロシーに勝る面はないので、どうしても通信闘技場にスナイパーを出すならドロシーにミュルグレでFAだが。


「烈火」


 スナイパーというクラス自身には特に変化はないのだが、遊牧騎兵に騎馬属性が追加された事、前作ほどのパラメータがないこと、一人だけなことと、主にはライバルであった遊牧騎兵関連の弱体化による結果と、弓Sの武器リヤフレンチェが非常に使いやすく強力なことから、封印に比べれば格段に立場がよくなり、むしろ通常の一線級パーティに加えてもいいほどの存在となった。対象はウィル、レベッカ、ルイーズ。
 ウィルはなんというか、決して弱くはないが全体的に中途半端な感じであることが多い。物語序盤は能力が全体的に足らなくて頼りにならず、後半はまあ頼りにはなるが別のキャラで代用は効く、と言った感じでイマイチな印象。力、HP、守備という点では純粋にレベッカより高くなりがちで、体格も7と素でリヤフレンチェとつりあってはいるのだが、それらにしてもそこまで高すぎるというものでもなく、何より痛いのは速さがあまり高くならない点。スナイパーは攻撃されると反撃できない分、こちらからの攻撃には最大限のダメージを与えておかなければいけないので、いくら力が高くても2回攻撃もまともにできなくてはわざわざ起用するほどの価値はないだろう。
 レベッカは烈火をプレイした人ならば誰もが使っているともいえるレベルの優秀なスナイパーであり、守備、HP以外の能力値が軒並み高く、力も低そうでいて実質カンスト手前(22程度)には迫っていることが多い。もともと力に至ってはリヤフレンチェの攻撃力である程度カバーされるため、そこまであがってくれればウィルともあまり変わらないだろう。何より大きいのは剣士並みに速さの成長率がいいことで、ほぼカンスト値の29まで到達するので、多くの相手にリヤフレンチェでの2回攻撃(実質速さ28)が迫れると言う事である。少なくともヘクトルには常時2回攻撃だ。
 その分、とにかく打たれ弱いのだが、速さがそのように高いことに加えて、幸運もかなり高いので、生半可な攻撃ではまともに当たる事も少なく、さすがに2回攻撃でないなら即死する心配もほとんどない。一度攻撃を受けたなら、その後死亡してしまう前にリヤフレンチェで最大限のダメージを与えてから部隊を去るのが彼女の仕事である。勇者系の武器が2回直撃した場合はほとんどあきらめてほしいが。
 ルイーズは……彼女もまた初期値があまりよくなく、一般兵を相手にするなら十分ではあるが、同じ軍の猛者達と顔を並べるほどの性能とはおせじにもいえない。クレインの弱さは残念ながら彼女譲りであると考えるのが妥当だ。それに比べるとパントはまだまだ優秀で、魔法を使うクラスであるクラリーネも優秀なため、確実にそれぞれの値がクロスされて性別が逆に伝わったのだなとおもわさせれずにはいられません。