バルカンのまもる行動、ミサイル無効！

　今日は特に書くことが無いので、ＡＣＥ３武器考察の続きを。今日は対ミサイル系。

「対ミサイル」（相手のミサイル攻撃に対し、効果を発揮するもの）

・バルカン系
例……バルキリー系のガトリングガンポッド、各種ガンダム系のバルカン系統など
　連射はきくものの、判定、リロード速度、威力、射程、命中精度とかなり多くの部分でその機体の持つメインウェポンに負けがちな性能で、これを単体で使うところは、正直メインウェポンの弾数稼ぎかリロード待ちくらいになるだろう。
　しかし、これらには、この攻撃を向けている方向からミサイル系の武装が飛んできた時、それをかき消すという特殊能力があり、多くの敵勢力、特に火星の後継者系の相手などと戦う時は、自分に隙が見えた時にとりあえずはなっておくと盾と攻撃の役割を同時にはたすので、大いに役立つ事請け合い。
　しかし、攻撃の向いている方向からのミサイルでないと消せないため、背後や横からのものには無力。また、いくらミサイルといってもかき消せるものには限度がある。例えば真・ゲッター２のドリルミサイルとか、多分３のミサイルストームとか、ギルガザムネの１００連装ミサイルに挑むのも無謀だろう。
　ちなみに、ＹＦ−２１をのぞく全てのバルキリー系ユニットのメイン兵装であるガトリングガンポッドにはこの属性が備わっている上に、機体アビリティのスラスターによってファイター状態でもなければ常にロックオンした敵のほうを向きながら移動するため、結果としてバルキリー系のミサイル防御能力は非常に高くなる。しかもＹＦ系以外になればＡＣＥ３になってミサイル防御属性が追加された頭部レーザー砲もあるので、メインが切れてもいぜんミサイルを撃ち落し続ける事が可能。バルキリー系が強い理由のひとつではある。

・デコイ系
例……ＹＦ−１９、及びエウレカセブン出展の機体全てのデコイ
　攻撃しつつミサイルを撃ち落すバルカン系とは違い、自分の周りに粒子のような物質をばら撒き、近づいてきたミサイルを自爆させるという完全に防御型の武装。武装名はどの機体のものも全て「デコイ」なので、それでくくらせてもらった。ちなみに、ＡＣＥ３で初めて出てきた概念の武装。
　バルカン系に比べると、デコイをまいた時の自機周囲全体に効果が出るので、横や後ろ、また上や下からのミサイルにも対応でき、そもそも攻撃に出なくていいため、体勢がロックオン相手に対して不利な相手にも振り向き打ちすることなくミサイルを消せる……というのが利点ではあるのだが、このミサイルを自爆させる効果時間はあんまり長くなく、そうなると必然的にミサイルが放たれてからのヒット前でなければその効果が発揮できないのだが、そもそもミサイルが自分に着弾するのが分かっている状況なら回避できるはずで、わざわざこれを使う意味は若干薄いといえるだろう。強いて言うなら回避時間やブーストゲージ消費の短縮だが、ブーストゲージはともかく、回避時間に関しては相手がミサイルをうつことで隙が生じる事などまれなのであまり関係ないだろう。
　ただ、キャンペーン中の北辰＆マイヨを相手にするところのように、二体以上相手にしなければいけないがどちらか（もしくは両方）がミサイル武器を多用してくる場合は、片方を相手にしている時、もう片方の機体のミサイル発射音を聞いた瞬間にデコイ、などと使えばいかせそうな気もしなくは無い。特に夜天光のミサイル発射音は分かりやすすぎるので。

・ジャマー系
例……Ｄ−３（後期型）及びファルゲンカスタムのジャマー
　この二機限定の武装で、発動してから一定時間の間、自分に向けられた相手のミサイル攻撃をそらす事ができる。ミサイルがそもそも当たらなくなるので、対ミサイルという観点で言うなら最強の武装といえる。さすがに昔（ミサイルのロックを相手に切り替える）ほどではないが。
　ブーストゲージを消費しなければいけないロック無効に比べて、発動時、発動後の隙すらない全くのノーリスクであり、またリロードも遅くはなく、ミサイルを使ってくる敵に出会ったらとりあえず使っておく、くらいの気持ちでかまわない。武器のリロードが効果が切れた時からではなく発動した時からなので切れるタイミングが分かりづらいが、Ｄ−３は頭の部分、ファルゲンは追加パーツ部分の丸い部分が回転していれば発動しているはず。ただ、思ったより効果時間が短い気がするので、発動したらミサイルが飛んでこないうちにやれることはやってしまったほうがいいだろう。ちなみに、敵のファルゲンカスタムにやられると非常に面倒な事が多い。
　ちなみに、ＡＣＥ３は結構個性的に見える効果でも何故か同様の効果を別作品の誰かが持っていることが多い（キングゲイナーのオーバスキル・加速とＹＦ−２１のＢＤＩシステム、上述のデコイなど）中、この武装は「機甲戦記ドラグナー」作品の機体に限定されているのが若干珍しくはある。……だからなんだということではないが。