立ちふさがる物全てをSLASH!

昨日は課題をやっていたら眠たくなってそのまま寝てしまいましたぜ。
 GGAC+のストーリーモードで全員分の全エンディングを見ることに成功しました。ちなみに、今日の題名はACではなく、実はGGXXSLASHのキャッチコピーなのは秘密だ。
 せっかくなので、それぞれのキャラのエンディングについて、覚えている限りで感想を。当然ながら激しいネタバレを含むので、これからAC+のストーリーモードに手を出そうとしている方はスルーしてくださいな。


ソル
 基本的には終戦管理局という組織を潰すために、その支部に訪れたら坊やがいたり、途中でイノに絡まれたりするストーリー。今回のストーリーモードはほぼ全員が終戦管理局と係わり合いを持ち、それを調査、または潰すなどするために支部に出向き、終戦管理局支部長、クロウと出会う話が多いです。そのため、クロウの出番はかなり多い。一方、今回ソルはといえば正直他のキャラから見て重要度がそんなに高くないです。イノのストーリーではとても重要なキャラですが。
PATH1:クリアしたのがずいぶんと前なのであまり覚えていないのですが、支部を一つ潰した後イノに巻き込まれて過去に飛ばされ、聖ソル(昔の自分)とやりあうハメになり、結局昔の自分を自分で倒してしまったことで、イノに「これでテメエも生きちゃいられねえ!」といわれましたが、そんなのかんけいねぇといわんばかりに強引に消滅から耐え切って、最後に団長と手合わせをして「また会うこともあるだろう」的なエンディングだったと思います。そういえばXの時にもこんな終わり方するEDあったような気がする。XXの時はむしろカイからだったが。
PATH2:上記の聖ソル戦まででコンティニューすると行けるルートで、聖ソルを倒してしまったことで消滅しそうになったソルに対して、「その程度か?いや、お前はまだやれる」みたいなことをあの男(?)がささやきかけてくるというEDでした。その後どうするかという事がないままで終わってしまうので、本当にこのまま消え去ってしまったという事はないのかもしれませんが、ED絵の炎っぽいものに焼かれるソルの絵はあんまり未来を感じさせません。……というか、こっちが普通だろう。常考……
総評:主人公の癖にEDパターンの分岐が、ようは途中で脱落するか、無理やり耐え切るかというだけの展開の違いなので、なんだかボリュームが少ないような気がしてしまいます。ソルの台詞も少ないから、さらに……この人、GG2にも出るくせに特に設定に変化ないから、正直今更やることがなかったんじゃないかな。


カイ
 この人もこの人で、とりあえず終戦管理局が怪しいので調べてみるか、的な行動動機で行動を始めたところ、いろんなことにまきこまれて、というタイプですね。ちなみにどのルートに進んでも必ずディズィーの暴走を止めるイベントが発生します。伏線を後付で張っていやがるぞ畜生め!
PATH1:ディズィー暴走で発生したフラグを鮮やかに回収するパターン。要するに、終戦管理局支部からの追撃も抑えた後、「もっと自分を知りたい」というディズィーに対して、カイが一緒に行動しようという展開です。童考えてもGG2に向けての設定です。本当にありがとうございました。ちなみに、今回は誰かが誰かと一緒になるパターンは多いですねぇ。ついでに明らかに自分よりはるか年下の娘と旅に出るロリコン野郎も多いから困る。とりあえず団長、あなたのことです。
PATH2:こちらは逆に、暴走で発生したフラグを回収しないパターン。基本的には最後の終戦管理局への殴りこみのときに、親玉との対峙を同行していたジョニーに任せてしまうとこちらにたどり着きます。そのヘタレっぽい行動が災いとなったのでしょうかね。しかしそのED内容は淡白で、彼はまだ正義に悩みながら、部屋の中から本と一緒に窓際を眺めるパターン。お前、それはストーリーモード開始の時から何にも変わってないじゃないか。
総評:GG2のカイの奥方がディズィーである、という説の否認にわずかな可能性をかけていた俺にとって、PATH1のEDは見事にその幻想を打ち砕く結果となりました。PATH2の内容の薄さからも考えて、やはりこちらが正史なのか?……畜生……!!ところで団長はディズィーが3歳程度の年齢である事は知っているのだろうか。そうでありながら手をつけ、棍といいはりながら旗を振り回す息子を生ませたのでしょうか。……本当にいったい何が正義なのだろうか?


メイ
 別に終戦管理局とは関係ないのですが、ジェリーフィッシュ総出でテスタメントの森に向かったら、ディズィーが何故か暴走して……という展開。その内容は違ったりしますが、その後色々とあって、自分がジャパニーズかもしれない、という事を考えて悩むようになる、という展開はどうにせよ同じ。EDもわかりやすく、その悩みを払拭できたかできなかったか、という結末に分かれていると言えると思います。
PATH1……森の中でのいざこざの中、イノに出会い、彼女の「ジャパニーズは周囲に不幸を呼ぶ」という捨て台詞を受けて、自分がジャパニーズであるのかと言う事に悩むが、その途中闇慈にあい、「その悩みは一番信頼している人に聞いてもらえ」といわれて、ジョニーのもとに戻ってまあハッピーエンド、という流れ。非常にそれっぽいEDではあったのですが、結局これだと今までと何も変わらないし、折角メイに芽生えた疑問が解消されてしまっているみたいなのでどうかと思わなくもないのですが……ただ、もう片方のEDが……
PATH2……どこかでコンティニューしてしまっていたりするとこのルートになるのですが、その内容は何と驚き。PATH1ではジョニーの元に彼女を送り出したはずの闇慈が、自分はジャパニーズなのかと悩んでいるメイと話しているうちに「じゃあお前さんの両親を見つければいいじゃないか」と言い出して、半ば強引にメイと旅に出てしまう超展開。こんなこと予想できた人間は誰もおるまい。とりあえずこのEDにたどり着いた時は我ら兄弟言葉を失った物です。なんだかんだで一応自分の意志で闇慈と旅に出る事を決めた事や、ED絵の自然な旅の様子を見るにそんなに不憫な感じはしないのですが、何故かED曲が悲しい結末用のBGMだったりすることもあって、これがいいEDだったのかどうかは正直判断しかねる。
総評:ジェリーフィッシュに帰るか、好きな人とも分かれて半裸と旅に出るかとはなんとも極端な選択ですね。個人的にはPATH2の方が正史だとこれからが面白そうなのですが、一方の闇慈のEDではそんな様子は欠片もなかったし、多分パラレルワールド設定のジョークでしょう。というか、正史だったら半裸+ロリコンという、ファウストにも勝らんレベルの変態要素を手に入れるぞ奴は。……どうでもいいですが、今回のストーリーモードにおいて、闇慈はソルよりもはるかに重要な存在になっている気がしてならないです。