緊急回避だ!

 今回のタイトルが、スパロボにおいてゲッターの竜馬が敵の行動を回避した時の台詞の一つであると思いつく人はいったい俺以外に何人いるでしょうか。そして俺はさらにその後の弁慶による「よっしゃ、さすがはリョウだぜ」まで脳内再生されます。新作楽しみだなぁ。
 最近弟と時間があればモンハンをしているのですが、問題なのが弟のPSPが突如電源が切れるという謎の故障を抱えている事。協力プレイでこれを食らうのは非常に痛いです。こういう場合はどうすればいいのかね。電話するのか、買った店に持っていくのか……


GGAC+ストーリーモード寸評
ポチョムキン
 どうにも前回ロボカイに囲まれるルートを通り、そこから帰還を果たしたという流れになっているようです。そのせいかは分かりませんが、終戦管理局を捜査しろという国からの命令を受けてその支部に出向くところから始まり、最後はツェップに戻ってきてごたごたする、という流れです。
PATH1:途中で大統領になるために、ツェップの大統領に会いに来たチップと遭遇し、やすやす通すわけにはいかないという事で勝負。そこで彼を一撃必殺で下すとこのルートになります。内容は、チップの力に感心したポチョムキンが、大統領になりたいならまずツェップで衛士をやって、その土台をかためないかとチップに持ちかけ承諾されるというもの。この二人が正式にコンビを組む事になるとは予想しませんでしたね。まあGGジャッジメントの時のエンディングでもこの二人はペアだったので、以前からそういう思惑はあったのかもしれませんが。ところで、このエンディングの後日談で「技のチップ、力のポチョムキンと呼ばれてツェップの伝説になった」といわれるのですが、どう考えても1号2号です本当にありがとうございました。……それにしても、一撃必殺で倒しておきながら相手が死んだり気絶するわけでなく、相手の力を認めるというのは珍しいな。スレイヤーの時なんて、逆に失望するのに。
PATH2:ツェップにやってきたチップを一撃必殺以外の方法で撃退するとこのルートに。特に目立った変化はなく時間が進み、いつものように大統領の演説中を警護していたポチョムキンですが、その際にポチョムキンが突然胸騒ぎを感じると、案の定ロボカイが大統領暗殺にやってきていて、その一撃を防ごうとポチョムキンは大統領の盾になります。そして俺達がテレビの前で「これは面白くなってきた。ポチョムキン負傷か?」と思っているとその後流れ出す「凶弾に倒れたポチョムキン」というナレーション。……いや待ってくれ。暗殺の銃弾なんかで彼の肉体を貫けるはずがないだろう。というかそんなあっさり死なないって。彼にはハンマーフォールもジャッジガントレッドもF・D・Bもあるはずじゃないのか。……ですがそんな考察も意味はなく、あっけなくポチョムキンは死を迎え、その後石像となり英雄と崇められます。……ひょっとして、チップがいなかった場合こうなってしまう、という意味なのだろうか?もしそうだとするならば、この二人のコンビは今後のギルティにおいて、実はかなり深い意味をもっているのかもしれません。
総評:どちらが正史になるか、といわれれば生と死という絶対的な差から考えてもPATH1になりそうで、それを裏付ける根拠もなかなかに多いです。……もっとも、次回作に向けてそろそろ既存のキャラ数を削りたいという思惑が存在する場合は分からないわけですが……どうでもいいが、何故PATH1のEDのナレーションまで過去形なんだ。PATH1はこれからが楽しみなんじゃないか。


チップ
 今までやたらと組織に敵対心を持っていたり、そう思ってたらあろうことかロボカイに洗脳されたり、ゼクスの時なんてストーリー紹介の文章と内容が欠片もかみ合っていないとストーリーモードに関しては変なケチがついていた彼ですが、今回は前回のストーリーモードでヴェノムを負かして、「大統領になれたら組織がその後押しをする」という約束を取り付けたところから始まっているようです。なので、今回のチップは一途に大統領になろうと頑張っており、そうでありなら結局何も知らず、ブリジットにまで知識を求めるおばかぶりもなかなか好感が持てます。というかお前前のED絵で勉強してたんじゃないのか。巻物で。そういう背景があるせいか、彼の性格タイプにしては珍しく、自分からしかけるよりなし崩し的に戦闘に入るパターンが多いです。どうでもいいが、ミリアと戦う前の「大統領になる前から黒い組織と繋がるつもり?」という台詞があまりに的を得ていて正直何も言えない。その時はチップが怒って流しましたが、今後この点はどうクリアするのかな。
PATH1:大統領について情報を集めた結果、このあたりで選挙制による大統領選出を行っているのはツェップぐらいという事を知ったチップがツェップに出向き、大統領を警護するポチョムキンと戦った後、大統領になりたければ衛士になって経験と人望を得たらどうだ、と話を持ちかけられ、それを承諾するとこのルートに。……ようはEDの前に「力とスピードによる理想のコンビ」と終戦管理局のクロウに評されるなど細かい差異がありますが、ポチョムキンのPATH1とほぼ全く同じ。……ところで、小説に出てきたA国の大統領の話はどうなったのでしょうか。……パラレル扱いですかそうですか。
PATH2:PATH1とは違うルートでスレイヤーと戦った後、チップが「世直しのために大統領になる」と答えたのに対して、「今の時点で何か世直しのために行動したのか?」と問われ、それについてチップが考えるようになります。そんなこんなでブラブラしていると、梅喧と遭遇し、彼女に復讐の愚かさを語ります。……個人的にはお前がその復讐をしてた方だろうがとつっこまずにはいられませんでしたが、まあ逆にした人だからわかるという話なのでしょうね。でまあ結局戦闘に入って、その後「もっとためになる事をしよう」とチップがいい、それが何かといわれチップ、「考えがあるんだ」……で、突如場面は変わり、出てくるアサシンの手下、続いて現れる一人の女性。そして彼女が突如自分の夫を騙し、至福を肥やす悪大官がいると言い出します。……まあつまり、チップはアサシンに協力を頼み、梅喧を連れていわゆる「天誅!!」をやろうとしているということです。チップが中心、梅喧が左、ヴェノムが右をにして暗闇に堂々と並ぶED絵はとてもサマになっており、個人的にはこのED絵が描きたいがためにこのルートがつくられてしまったのではないか、とすら思うほどです。このED絵を見て、「ギルティ知らない人がこれ見たら、ヴェノムが何担当の人なのか戸惑うよね」と笑いあったのがいい思い出です。
総評……大統領になったらアサシンが援助してくれるという話が発端になっているはずが、PATH1だと何だかアサシンが協力できる空気ではないし、2ではまたそれとは違った話になってしまっていますね。まあ面白いからいいのですが。どちらが正史か、という話をすると、ポチョムキンとチップの双方向からリンクされていたりするあたりPATH1が打倒なのでしょうが、2でも面白そうなだよなぁ。ただ、あくまで展開として面白そうなだけであって次回作にはつなげにくいかも。3人の行動理念が重なっちゃうし。まあ、ポチョムキンとチップのEDが被った理由がネタ切れでないのなら、まず今後の主軸は双方のPATH1だと思っていいのではないでしょうか。……ってことは、チップのステージがツェップになるのかな?いざ日本ステージを捨てると惜しげもなく乗り換えますねぇ。