ボウヤ、この新しいオモチャで遊んであげよう

 明日はfrogmanと某Y氏に出会って、21弾解禁以来始めてのGWバトルをする予定です。俺のデッキは結局、今までの形にちょっと新しいカードを加えてみただけのデッキになってしまいましたが、まあ赤単X3ビートには不足してるカード数とか実際の強さとか色んな問題があったので許してほしい。……とにかく明日が楽しみだ。
 ちなみに、そんなこんなで完成した新カード入り青とクロボンで対戦してみた結果、青はクロボンに勝てなかった。……何故か?いや、あれですよ。FAZZがザンバス様にいいように踊らされていましたね……やっぱ古今と子どうにかしなきゃだめな気がしてきた。もう本気で占領FAZZ※1でも狙うか?……でもフリプレ主体の俺にとってあのデッキはあまりにも仲間を失う可能性が高い。……まあともかく、明日が楽しみだ。


 どうでもいいが、今日のタイトルを見ると無条件で「親父と同じでお前もあっまいやっちゃなー!」が脳内再生される俺はなかなかのスターフォックス脳だと思う。


※1「占領FAZZ」
 ちょっと時間があるので、昨日の代わりというとなんだけど解説。FAZZは昨日紹介したとおり、場に出るだけで自軍基本G2枚を自軍ハンガーに送らなければならない。普通のデッキならこれはどう考えたってデメリットなのだけど、この「自軍Gを自軍ハンガーに送る」というのがクセモノで、実はGWには「敵軍Gを自分のものにする」というカードがある。それが……

占領政策
永久の絆
OPERATION(G)
O-24 赤 2-4-0 R
(自動B):このカードは敵軍Gにしかセットできない。このカードがプレイされて場に出た場合、このカードがセットされたGを自軍配備エリアに移す。
(自動D):このカードがセットから離れた場合、このカードがセットされているGを、本来の持ち主の配備エリアに移す。
自軍ドローフェイズ終了時に、このカードを廃棄する。

 このカード。要するにG版の「転向」のようなものなのだが、次のターンになると廃棄してGを返却しなければいけないので、普通に使うと1ターン分のブースト&ランデスにしかならない。だが、奪ってきたGは少なくとも奪っている間は「自軍G」扱いなので、占領政策でGを奪ってからFAZZを場に出すと、その自動B効果で本来相手のものであるはずのそのGを自軍ハンガーに移す事ができてしまう。そして、当然そのGにセットされている占領政策はセットカードなので、つまり相手のGと自分の占領政策が丸ごと自軍ハンガーに移るのだ。ここまでいえば大体分かってもらえたとは思うが、あえて細かい流れを説明すると


「占領FAZZデッキ側、青2、赤2でG4の状態(FAZZ、占領のどちらの指定国力も満たしている状態)」→「占領政策をプレイ。敵軍Gを自分の場に移す。これにより赤2、青2、+相手のG1でG5」→「FAZZのコストを満たしたので、FAZZをプレイ」→「自動B効果で占領政策で奪ったG+自分のG1枚を自軍ハンガーに(相手のG数−1)」→「次のFAZZ側のターン、Gをプレイした後、1ターンに1度だけジャンクヤードに潜った後、場に返ってこれる能力を持つアムロをFAZZにセット。そして占領政策をプレイ。再度相手のG−1、こちらは5G」→「殴った後、アムロ効果起動して、一度ジャンクヤードに行って戻ってくる」→「戻ってきた時『場に出ている』ので、再度自動B効果起動。占領のついてるGをまたハンガーに」→「占領プレイ、アムロテキストプレイ繰り返しで、永遠に相手のGが−1」


 ……ということになる。Gはこのゲームにおいて全ての根幹を成すので、ここを抑える事ができるこのデッキはとてつもないパワーを秘めているのではと注目されている。今までにもあった同じようなデッキの中では、FAZZと占領の2枚だけでもランデスの役割は果たす事、そして何よりFAZZ自体が強い事が強みで、相手に対策されてもサイドチェンジで多少無茶ながら赤青混色デッキにもなれることだろう。
 ちなみに、決まってしまうとどうしようもないコンボではあるが、対策は意外と多く、まず混色デッキならすべてのGが敵軍効果の対象にならなくなるG、隠遁者を出されると、占領政策をプレイすることすらできず、もうそれだけでコンセプトが瓦解するし、FAZZにプリベントがないことを利用してFAZZをカウンターしてやったりすると相手は占領政策の使い損をする事になる。他にもアムロでジャンクに潜った後、捕獲兵器や出土品でジャンクに行ったFAZZを吊り上げてアムロによる帰還を失敗させたり、これはカードプール的に少し難しいが、野望の毒牙などでFAZZのプレイにカットインで占領を取り除いたり手札に返す事ができれば、相手はG2でFAZZがポツンと出る形になり、だいぶ精神的ダメージを与えられるだろう。
 使われるとやっかいというかうざったいが、正直そんな脅威となるデッキにはならない予感がする。