埼玉だよ!全員集合

 昨日、父親、弟と一緒に、大宮で開催された「第4回埼玉B級グルメ王決定戦」というのに行ってきました。要するに埼玉のいくつかの市がそこの名産や特色をいかして生み出したB級グルメ品の出店を一箇所に集める事で、NO.1をきめようという企画でした。B級グルメらしく、見た目や名前に疑問符がつくような創作料理がいっぱいだったのですが、さすがにそこまで大々的に開催するだけあって、いわゆる地雷料理もなく、とても満足した1日になったものです。まあ、せっかくなので各料理の個人的S〜Cの評価と、寸評でも。ただ、ぶっちゃけ俺がその料理自体を好きか嫌いかがかなり混じっていると思うので、あんまあてにしない方がいいかもしれない。


豆腐ラーメンさいたま市) 評価:B
 まあ首都だからという事なのか、本大会のパンフレットの最初に出ている料理。この名前を聞いた瞬間誰もがマーボーラーメンの亜種かと思うだろうが、パンフレットにも書いてあるとおり確かにそんなこともなく、中華料理というにはさっぱりしている。あんかけを使用しているらしいのだが、個人的にはそれも感じなかったくらいだ。なお、これは第2回の時の優勝料理であり、また今回においても見事優勝をはたした。しかし、個人的には豆腐の食感とラーメンの汁との食い合わせは評価できたものの、それ以外は悪かったとは決して言わないが、そこまで高評価になるものかという疑問もある。200円にしては量があるので、そのこともあるのかもしれない。(ちなみに、今回の料理の値段は全て200円か100円でした)


岩槻ねぎの塩焼きそば(さいたま市) 評価:S
 誰もが知ってるさいたま市のお家事情のせいか、さいたま市と、何故か北本市のみ2点目の料理がある。まあ正直これは岩槻市の出店といったほうがよさそうだが。で、お味の方は……ねぎ超うまい。塩焼きそばのほうは、上に赤くてちょっと辛い謎の削り節のようなものがあること以外はあまり普通のものとかわらないのですが、たっぷりと使われている岩槻ねぎが本当に美味い。太くて、まるごとかみ締めると驚くほど風味のよい甘さ。自分が焼きそば好きというのもあるでしょうが、これを存分に味わえるというだけでもすばらしい料理だった。他の料理にも手を出さねばならない中、思わず2皿目といきそうだったくらいだ。そんなわけで個人的には今回のB級グルメのNO.1だったけれど、結果は豆腐ラーメンに続き2位。……さいたま市が1、2フィニッシュって、なんか疑いたくなっちゃうよね。


キューポラ定食(川口市) 評価:評価不能
 街の風景、キューポラ(鉄の溶鉱炉)をモチーフにしたらしい「鉄骨いなり」と「雷すいとん」のセット。一応食べた事は食べたのだが、そもそもすいとんも稲荷も俺が好きではないので、判断のしようがない。ただ、すいとんの中に赤い団子が入っており、これが以上に辛かったことだけは覚えている。まとめてかっこめば良かった気はするが、繰り返して、そこまですいとん好きじゃないので……ちなみに、当然稲荷とすいとんが分かれているので、お盆に載せて渡されるが、これが他の料理の運搬や設置に役立つようでもあり、使わなくなると場所をとって邪魔でもあった。


・こうのすコロッケカレー丼鴻巣市) 評価:B-
 鴻巣で愛され続けられているらしい肉屋さんのコロッケに、地元のお米を組み合わせた結果、カレー丼になったらしい料理。……ふつうにコロッケカレーではいけないんだろうか。なんか名前だけでも普通と違う感じを出したかったんだろうか。で、料理としては、もともとおいしい料理のコロッケにおいしい料理のカレーが組み合わさっている(というか本質的にコロッケカレーとかわらない)ので、まずいわけはない。ただ、ちょっと意外性がなかったので個人的評価はそんな高くはないです。ちなみに、カレーは若干辛め。といってもココイチとかの普通よりちょい上レベルかと思うが。


・ソース焼きうどん(鳩ヶ谷市) 評価:A
 わざわざ「ソース」ってつけなくても、焼きそばしかり焼きうどんしかりソースは使っているような気はするのだが、これもコロッケカレー丼のようなものとしてまあ置いておこう。味はやはり美味い。まあもともと外れるはずもない料理だが、特にパンフレットには書いていないくせに、何故か店では大きく宣伝している、地元の黒豚を使ったという豚肉は200円にしては絶品である。それだけでも食べる価値があると思う。ただ、他の麺物とくらべて量が少なめなのが少し気になるといえば気になる。屋台に並ぶ列の途中、おそらく鳩ヶ谷の従業員と思われる人が「鳩ヶ谷の焼きうどんは違う!何が違うって箸が違う!なんと袋がついている!今日1日My箸としてお使いください!」って大声で言っていたり、即席のバルーンアートを子どもにプレゼントしていたりしていたのがとても印象的だった。


・べに花まんじゅう(桶川市) 評価:B-
 見た目は割と普通のまんじゅうだが、紅花色素を練りこんであるんだとか。確かにみためはそれなりに綺麗で、パンフレットに書いてあるようにいかにも昔の田舎饅頭である。十分おいしいのだけど、うちの祖母がいまだにこうした饅頭をよく作るので、「これで店だせるんならうちの婆ちゃんもいけるんじゃないか」と父に言ったら、「うちのはもっと固い」と厳しい一言。でも確かにその通りである。やっぱ商品化って大変だ。個人的評価は、味はよかったものの、100円で1個しかもらえないらしいのと、まあなんだかんだでよく食べた事のある味だったのでこんなもんで。


・とまとルンルン揚げ餃子(北本市) 評価:B
 名前からおそろしい地雷臭がしていた、北本市からの刺客。トマトと揚げ餃子という未知のコラボに我々3人は身構えていたが、食べてみると普通においしい揚げ餃子で拍子抜けしてしまう。確かにトマトの味はするのだが、あくまで隠し味くらいにおさまってしまっている。ここまでトマトを全面に出しておきながらこれだと、結果としては成功かもしれないが、なんか腑に落ちないのは自分だけか。どうでもいいが、パンフレットの紹介文の中のシメとなる、「埼玉ではトマトといえば北本市」ということを説明する部分が、「埼玉県民の『じょーしき』なのです。ねっ、とまちゃん(北本マスコットキャラクター)」となっているのが、なんかほんの少しだけむかつく。


・そばコロッケ(北本市) 評価:C
 とまと(略)に負けないくらいの謎さを秘めた名称の、北本第二の刺客。俺はてっきりコロッケにそば粉を練りこんだ何かが入っているのかと思っていたのだが、食べてみてビックリ。なんと本当にそばがコロッケの中に入っている。この発想には驚いた。それでいてちゃんと味もしっかりしているので、本当だったら高く評価したい……のだけど、個人的にコロッケを食べたらなかからたれてくるそば、とうのと、普通につゆにつけて食べるようなそばをそのまま食べる、というのが、自分でもよくわからないが生理的に厳しかったので、あまり印象がよくない。弟や父は普通においしいと行っていたような気がしますがね。


 あとまだまだありますが、とりあえずここまで。バイトの夜勤が入ると日記も書きづらいので次がいつになるかはわかりませんが、続けていく予定。……でも、どんな時でもかなりの文量を書き上げるnavimasoはすごいと思う。