幻想の彼方へ、さあ行くぞ!

 ふとよったコンビニに売っていた、「ブラックサンダーアイスバー」的なアイスがおいしかった。


 今日スーパーロボット大戦NEOを今日買いました。一応予約していたので、特典のオフィシャルブックなるものも手に入った。
 それには各作品のストーリー、キャラ、ロボットの紹介と、その作品制作に縁の深い人を呼んでのインタビューなどが書かれていましたので、せっかくだからその本で各作品がそれぞれどうかかれていたかについて、軽くコメントしていきたいと思います。


マジンガーZ
グレートマジンガー
 本来1作品につき一人のコメンテーターがついているのですが、この二つは完全に一緒くたにされてコメントされていました。ただ、そのかわりというわけなのかなんなのか、キャラ、ロボ紹介は漫画のコマを切り抜いて説明されており、まさかこの本は全ての作品を原作切抜きで説明しているのかと思いきや、このあとは普通にラフ絵ばかりでした。しかし、ストーリー説明といい、キャラ、ロボ説明といい、アニメでのこの二つに関して一切言及していないので、ひょっとして今回は完全に漫画よりなのだろうか?・・といっても、本作ではマジンガーZ、及びグレートマジンガーのシナリオはすでに終わったあと扱いのようですが・・


獣神ライガー
 ヒロインが従姉妹で双子の姉妹。しかもなんかかわいいんですけど。これはちょっと思わぬところでアタリを引いたかもしれない。何故かこの作品だけ二人がコメンテートしている。なんとなく、この二人は「インタビューさせてください」と逆に頼み込んできたのではと思った。


新ゲッターロボ
 3号機パイロットが「武蔵坊弁慶」になっていた。武蔵なのか弁慶なのかはっきりしてほしい。3号機パイロットはやはり割りとどうでもよく見られている気がする。しかし、これ2004年の作品だったんだな。もう5年もたっていたのか……そりゃスパロボにもでるか……


・戦国魔神ゴ−ショーグン
武装は両目から発射するコスモビームなどである」とゴーショーグンのメカ説明で書かれており、このコスモビームとはガンダムでいうならまさにバルカンのようなものなので、さすがにそれはどうなんだ、と一瞬憤ったが、よく考えるとゴーショーグンの武装はほとんどが戦艦から転送されてくるものばかりで、威力のあるゴーフラッシャーは必殺武器なので、確かにそういわざるをえないのかもしれないと少し納得できてしまった。でも、あとなんか一つくらい、コスモビームよりは見栄えのいいのがあった気がするんだけど……


・NG騎士ラムネ&40
 ヒロインは大喰らいという設定なのですが、インタビュアーによるとこれは「第3話でヒロインに何の特徴もないのに気付いて、突如大食い少女になってもらった」ということらしいです。しかしまあ、それでも結果的には上手くアクをつけることができたらしいので、やはり発想の時点では安直でも、それをいかすことでゆるぎなくなっていくのだなと感じました。


銀河旋風ブライガー
 ある人物の紹介で、「アストロ・アイガー」というメカのことについて触れられており、そこには「アストロ・アイガー(右端)」とかかれているのですが、その文の右にいるのはどう見ても人間で、その左にはメカが映っている。誤植かとも考えられますが、単に右左ではなく「右端」といういい方がきになるので、ひょっとしたら左に映っているメカの右端の部分が「アストロ・アイガー」の可能性は……多分ない。あと、コメンテーターが、「あのころはスポンサーの言う物さえ出していれば中身は自分達で作れたが、今はコミックが原作のものがアニメになることがおおくなり、アニメ作りはつまらなくなり、スタッフのやる気もなくなってきてしまった」と発言しているのですが、そう考えるとアニメが原点となることができている、プリキュアとか(GX以降の)遊戯王とかの作品のスタッフは、多分に幸せなんじゃないかと思った。


絶対無敵ライジンオー
 今回は他3つのエルドランシリーズが全て参戦することもあり、前回(GC,XO)に参戦したときよりかなり「地球の守護者エルドラン」という設定が際立っている。前回の時は正直、エルドランという単語を聞いた覚えがないです。あと、この本ではエルドランシリーズも4つで一まとめ的な印象があり、あきらかに他作品よりも簡潔にまとめられているので、残念ながらヒロイン紹介まではできていない。


元気爆発ガンバルガー
 主人公たちは「ガンバーチーム」というご町内のヒーロー的な存在に扮して活躍するストーリーのようなのだが、なんと主人公は「イエローガンバー」である。レッドは普通ならイエロー的な立場の少年が受け持っているようだ。ちなみに、他3作は全てロボットに乗り込む主人公たち+そのクラスメイト達というのがメイン構成になっているのだが、この作品だけはこの3人だけが味方のメイン人物であると思われる。これがエルドランシリーズ2作目であること、このあとは2つともライジンオーのような学校内チーム型に戻った事を考えると……この方式は評判がよくなかったのでは、とかんぐってしまう。


熱血最強ゴウザウラー
 ついにロボットに乗り込むメンツに女の子が登場。次のダイテイオーもそうなっているところから考えると、好評だったのではないかと思わされる。というか、今となってはむしろこの手の複数乗りならこの構成(紅一点の存在)がベターな……いや、違うな。今はむしろパイロットは女性の方が比率が多くないといけないだろうな。それはともかく、合体前の3体が紹介されているのは当然だが、それと全く同列かのようにその3体が合体した戦闘機形態(らしい)が紹介されており、見た目も正直こちらの絵では非常に地味で、その下に本命のゴウザウラーがデンと描かれていること、どうやら3号機的ロボットにパイロットが二人いるせいで、キャラ紹介が4人になっていることから、「え!?4体合体!?」と思ってしまったのは俺だけではないだろう。ちなみに、この作品のみんなは6年生で、他より1歳年上のようだ。この微妙な差をどういかした展開が行われるかは、楽しみである。


完全勝利ダイテイオー
 エルドランシリーズの最後の作品らしい。主人公の名前が「大桃タロウ」であり、各ロボットの合体前の形態からいっても、何故かここに来て桃太郎をモチーフにしている。どうでもいいが、2番目のパイロットが「大空マイ」3番目が「大地カケル」の中、主人公の「大桃タロウ」という名前は……なんというか、わが道を行っていると思う。


疾風!アイアンリーガー
 てっきりロボットしか出てこないのかと思ったが、どうやら方向性的にはSDガンダムフォースマイトガイン的な感じのようだ。あと、主人公のフォームからして野球の話かと思っていたのだが、どうやらあくまで主人公が野球が得意なだけであって、色んなスポーツに挑んでいく話な模様。ところで、インタビュアーの人が、「作品の中で一番好きなメカ、キャラクターをおしえてください」という質問に対し、「ずいぶん昔の作品なのであまり覚えていませんが、全体的に好きです」といった発言をしています。正直もうちょっと他に言う事はあると思う。


機動武闘伝Gガンダム
 ゴッドは当然。そしてシャッフル同盟の面々の説明も一応あるものの、シャイニングがいない。どうやらMXの時のように、「シャイニング?とっくに壊れたよ!」路線で行くつもりらしい事はひしひしと伝わってくる。しかし、そこで締めくくりのカラー絵に描かれているのは、GWで「ゴッドガンダムシャイニングガンダム」のイラストにも使われているあのシーン。シャイニングの紹介してないのにシャイニング描いていいんでしょうか。


覇王大系リューナイト
 騎士、魔法使い、忍者、僧侶というパーティーで旅を続けるという、まさにRPG的な発想から生まれたアニメとしって少し驚いた。正直今の今までラムネ40とイメージが被っていたが、今日からはさすがに分離して考える事ができそうである。しかしこの作品も、今みたいな時代だったら少なくとも僧侶役は女だろうなぁ。多分気弱か物静かな感じの。でもだからこそ、この「男の渋い僧侶」というポジションのキャラには興味が出ます。


・オリジナル
 ついに堂々と「魔法で攻撃する」と説明されるようになった。まあ今回は世界観が世界観なので、ある意味当然とすらいえるかもしれないが。とりあえずオリジナル機体は全般的に小型の水晶になれるらしいです。便利な設定だ。あとカラー絵には朝食を食べる主人公兄弟に、フライパンを持つヒロインという絵があるのですが、設定を見る限りこの3人が朝同じ家で家族のように朝食を食べているという要素は見当たらないのだけど……イラストレーターの遊び心か、それとも今後こうなるのか……


 まあこんな感じ。このにじみでる「やっちゃった」感がたまりませんね。ゾクゾクしてワクワクしてます。
 あと、説明書に載っていた本作全体のストーリーを見た感想。


説明書「まずDr・ヘルが出てきました。マジンガーZが倒しました。でもミケーネがでてきました。それにまぎれてドクーガやヌビア・コネクションがでてきました。各地のロボットが倒しました。そのあとデビルガンダム事件が発生しました。ガンダムファイターがなんとかしました。んで1年後、また新たな敵が……」
俺「今回は新規参戦組のストーリーしかないですよってことをこれでもかと教えてくれていますね」


 しかし、このストーリーの冒頭にある、「国家間の戦争が絶えても、争いがなくなることはなかった」という一文はよく考えると本作のテーマなんだろうなと思わされます。考えてみれば、今回はいわゆる「人間と人間の戦争」を扱った作品は一切ない。全ての作品が、人でない侵略者や、人であっても「悪の組織」と闘う作品です。もしくはアイアンリーガーゴッドガンダムのような、本質が殺し合いではない戦いか。・・だから今回はガンダムゴッドガンダムしかいないんだなと納得しました。そう言った意味ではなんというか、今回はスカっとした作品になるかもしれませんね。