This is my escape!

 今になって急に、SSや一次創作のストーリーがよく思い浮かぶようになってきた。そんなわけで今までその思いついた話を実際に書いてみていたのですが、書いてる途中はノリノリでもあとで見るとはたしてその書き方で本当にいいのかわからなくなるものですね。……しかし、この時期にそんな小説書いてるのってぶっちゃけ現実逃避じゃないかと感じてはいます。


さて、そのあたりはともかく、久しぶりにエラッタ解説でも。


泣き虫セシリア (変更前)
GUNDAM WAR / 新世紀の鼓動 / ベースドブースター2
COMMAND
C-2 赤 2-3-0 C
(常時):カード1枚のプレイを無効にする。その場合、そのカードを本来の持ち主の本国の上に移す。

泣き虫セシリア (変更後)
GUNDAM WAR / 新世紀の鼓動 / ベースドブースター2
COMMAND
C-2 赤 2-3-0 C
(常時):G以外のカード1枚のプレイを無効にする。その場合、そのカードを本来の持ち主の本国の上に移す。

 なんと初弾から存在した赤のカウンターカード。3国のカードながらユニット、キャラクター、コマンド、オペレーションとかなり広い範囲をカウンターできる驚きの効果だが、カウンターしたカードは本国の上に行ってしまうので、次の相手のターンまでにダメージを与えたり等できなければ引き直されてしまうし、最悪その後のドローソースで普通に引き戻されて再度使われる。これはカウンターカード全般のもつ「一番通したくないカードを潰す」という性質とかみあっておらず、それが弱点としてデザインされているといえる。そんなわけで、決してこのカードは弱くはないが、考え無しに採用するのもやめたほうがいい……というのが、エラッタ変更後、及び、赤にダメージを与える有効な手段がなかった頃の話である。さて、このカードのエラッタ前は何が違ったのかというと、このカードはGのプレイすら対象にとることができたのだ。プレイを無効にするので、相手の手札に2枚目のGがあればそれをプレイしなおすことでタイムアドバンテージの損失を抑える事はできる……のだが、GWではGというのはなくてはゲームができないがそれ単体では何の効果もないため、いつだって「ちょうどいい枚数を引きたい」というカードである。つまり、場にG2枚、手札に1枚あって、さらに3国から始められるドローカードがあるという場合、基本的にこれはかなり理想的な状態なのだが、この「理想的な状態」でGにカウンターをくらうと、少なくとも次にまたGを引くまで動く事ができない。この時点でゲームはかなり相手側に傾いており、仮に次にすぐ引けたとしても1ターン遅れてしまっている。また、ひどい時にはその引き直したGにまたこのカードが飛んでくる、そうして相手のGが5Gになってしまうと、当時ほとんど必須扱いだった宇宙を統べるもの(あらゆるカードをカウンターできるカード)がさらにGカウンターカードとして使用されるようになってしまい、冗談でもなんでもなく赤相手にGの3〜4枚目が並ばないという事は決して珍しい事態ではないことであり、ぶっちゃけユニットは適当に2〜3国で出せるのを集めただけの赤デッキでもこのおかげでそこそこ強かった。
 だが、赤の強力さをゆるぎない物としていたこのカードがかの大エラッタ期を無事に通り抜けられるはずもなく、Gカウンター効果をばっちりと抑えられる事になるのだった。