ワクワクを思い出すんだ。

 GWの次弾が紹介されましたが、そこに現れているクスィーやVガンダム、そしてダブルオーライザーを見てまだ自分はGWにワクワクできていることに気がついた。こう思えるうちは、まだ俺の中ではGWは頑張れるのかな……とりあえず、Vガンダムと新規ACEには期待。ACEは種類が増えるほど全体の値段や必須度が落ち着くと信じていたい……

 メダロットDSをやっていたら、女の子の知り合い3人(うち一人はおさななじみ)と男友達1人に同時にメールで呼び出されるイベントがあって、このうちどれか一人だけを選んで会いに行く事になるわけですが、選ばなかった人達に会えなくなってしまう理由が、「主人公がメールを返信できず、返事がなかったので失望される」という理由でした。……すごい後味が悪い。メールが使えないという事がここまでの悲劇を生むとは……今回、シナリオが悪いとは言いませんが、なんとうかそういう「え、わざわざそうする?」というような話が多いような……?


 さて、そのあたりはともかく、エラッタ紹介の続きでも。

密約 (変更前)
COMMAND
C-7 赤 1-3-0 U
(常時):プレイヤー1人は、カード2枚を引く。

密約 (変更後)
COMMAND
C-7 赤 1-3-0 U
【ターン1枚制限】
(自軍ターン):プレイヤー1人は、カード2枚を引く。

 おそらくこれからGWの歴史が何年続いたとしても、GWというカードゲーム自体が潰えてしまうまで環境の最前線に存在するであろうカード。ようするにドローソースであり、これを入れない赤がらみのデッキはそもそも赤国力発生源を採用していないか、よほどGW初めたてか、構築にやる気がないのかのどれかと断言できるだろう。さて、そのエラッタ内容もエラッタ時期も、以前紹介した急ごしらえと全く同じではあるものの、急ごしらえは手札が増えてしまうと続けて次……とは使いづらいカードだったのに対して、このカードにはそう言った制限が一切存在せず、まさに引いたらそのまま使うことのできるカードであった。よって、密約で密約を引いてその密約であれまた密約だ……という相手をする気が失せるプレイが1ターンの間に行われるという光景はそんなに珍しい物でもなかったので、この変更は急ごしらえ以上に妥当なのである。当時は、先攻3ターン目に密約to密約が決まるとかなりの高確率で先週紹介した泣き虫セシリアをひきこまれているという点からも、非常に相手をする気がしなくなるものであった。


カリスマ (変更前)
COMMAND
C-61 赤 1-5-0 R
プリベント(X)
【代替コスト>〔合計国カ-X〕:「クイック」を持たない自軍カードX枚を本来の持ち主の手札に戻す】
(常時):G以外の敵軍カード1枚のプレイを無効にし、ゲームから取り除く。

カリスマ (変更後)
COMMAND
C-61 赤 1-5-0 R
プリベント(X)
【代替コスト>〔合計国カ-X〕:自軍カードX枚をゲームから取り除く】
(常時):G以外の敵軍カード1枚のプレイを無効にし、ゲームから取り除く。

 当時カウンターカードの性能としては、その「あらゆるカードをカウンター可能」という効果から、最高峰に「宇宙を統べるもの」が存在し、それ以外のカウンターカードはそれよりも明らかに劣るか、コストと対象を減らしているものしか存在し得ない……とすら思われていたであろうカウンターカード業界に、彗星のごとく躍り出て、環境を我が物とした新手の5国カウンターである。自分のカードはカウンターしない、カウンターとしては廃棄よりも強力な取り除きという性質こそあるものの、効果の性能としてはカウンター対象にGを含んでおらず、相手のプリベントの影響もしっかりうけるという効果であり、明らかに宇宙統べには劣っている。が、このカード最大の特徴はその代替コストにあり、これにより、5国コマンドでありながら3〜4国でもこのカードを使用し、単純に早いターンで使ったり、相手のいくつかのプリベントに対抗する事ができる上、おまけで宇宙統べにはないプリベントもつく。
 ……というのがこのカードの表面上の強さなのだが、このカードがエラッタされる前、必要なコストは「クイックを持っていないカードを手札に移す」ということであった。当時、出してすぐ機能するユニットは少なく、Gを遅らせるのも終盤でもなければ致命的で、その終盤ならこのコスト軽減効果はプリベント対策くらいにしかならない。そもそもカウンターするだけなら3国で泣き虫セシリアがこのカード以上の対応力を持っており、おまけに手札に戻してすぐ使用できるクイック持ちは戻せない……と、一応色々と考えて設定された代替コストではあったのかもしれないが、故意かそれとも本気で忘れていたのか、このカードは「出た瞬間に効果が起動するカード」を回収して再度使う手段としてこれ以上はないといっていいほどのカードであり、またその戻したカードにクイック持ちのキャラクターがセットされていたとしても、それには関与せず、セット先ごと手札に戻す事ができた。これが組み合わさるとどのような事になるかというと、場に出たら1枚ドローできるギラ・ドーガに、クイック持ちで場に出たら相手コマンドを無効にして廃棄できるトビアをのせて相手のコマンドを無効にし、さらに後続のカードをコストでそのギラ・ドーガを戻したこのカードでカウンターすると言う流れが決まると、自分はこのとき国力ブーストしてこのカードを使えている上に、その後さらに1ドローと更なるコマンド無効ができてしまう。このときのアド差はまさに絶望という他はない。このコンボが決まらなくても、自分の加速する狂気や内部調査、転向で奪ったユニットなど、赤にはこのカードのコストとして使うことでおいしいカードは決して少なくはなく、また指定国力1点という軽さはさらなる相棒(武力による制圧等)の利用に拍車をかけた。こうした事情により一時期は宇宙統べを退けて最強のカウンターカードと言っていい採用率と値段を誇っていたのだが、余りにあばれすぎたので、奪ったカードの除去や、本当に最後の手段としてしか使い道のない代替コストに変更となったのである。ちなみに、今はクイックをもっていなくても手札に戻してすぐ使える換装や戦闘配備持ちのユニットが横行しているので、もしエラッタが起こっていなかったらなどと言う事は考えたくもない。
 なお、このエラッタによりこのカードの扱いは1時期まさに紙とすらいえるほどに暴落したのだが、現在このカードのコストで取り除くことで非常においしい想いができるマリーダ・クルスの登場を筆頭に、ジャンクヤードに落とすだけでは再利用方法がいくつか存在している事、最近の主流ユニットにプリベントが少ない、もしくは全くないものが多くなっていることなどの事情がこのカードには追い風になっており、また採用する意味も見え始めた。この頃には幾度か再録された事や、昔さばかれた分が各カードショップによく余っていた事などを含め、昔に比べればかなり安い値段で手に入るようになっており、プレイヤーとしては安心である。だがマリーダは死ぬしかない。