楽しい!本当に楽しいわ!

昨日のことですが、みなとみらいでやっていたGWのイベントに行ってひたすらにガンスリンガーしてきました。本当はこんな時期にそんなことしにいっている場合ではないとわかっていながらも……えっと、遊びおさめという事で……ということをいっていると思わずカイジ風のナレーションが頭の中に響いてきますね。


 今回の大会は前回に引き続き卓に「指令書」が用意してあり、ゲーム開始前にこれをオープンにし、その表記に従う、というルールなのですが、この「指令」の中にはルールに影響を与える物とは別にミッションというものがあり、これはそこに書かれている条件を満たすと「ミッションポイント」という物が手に入り、後で景品(十字勲章G1枚。が、最終的には数がなくなったらしくマスラオトランザムモード1枚)に交換できるのだが、要するに通常の指令書の効果がなくなっているという事なので、この時は普通のバトルができる。これは個人的にはお祭りルールのバトルと通常ルールのバトルとができてちょうどいい塩梅であり、景品もそこまで豪華ではなく、ミッション自体割と狙いやすいのであえて詐称することもあんまりない、という意味でよいものでしたが、一方でこればっかり踏んでしまったり、せっかくだからお祭りルールで楽しみたいという人にとってはなんだか興をそがれてしまうといった面もあったらしく、次の大会の時にどうなるかはわからないところではあります。


 さて、それはともかくとして大会自体についての感想ですが、やはり楽しい。最近カード屋でGWをやっている人を見るのも珍しくなってきてしまっていたので、久しぶりにこう右も左も前も後ろもそして自分もガンダムウォー、という環境でゲームができるのはそれゆえに感無量です。俺のデッキは当初デッキパワー的な意味でユニコーン青中だけで頑張る予定でしたが、途中で目が落ちてきたこともあって、予備として&実はどれくらい戦えるか試してみたかった赤単マリーダクロスボーンにチェンジしたりもしました。しかし結果的にいうと両方の勝率は同じくらい(むしろクロボンのほうが高いか?)であり、さらにいうとデッキを交換した直後の試合はどちらでも全勝であったため、今にして思えば落ち目だと思った時は素直にデッキを変えておくべきだったかなと思う。別にカードゲームに限らないが、この辺りは俺の全体的な弱点か。最終的に11勝(最期は勝ってもしょうがなかったので勝った上で相手に譲ったが)であり、あと1勝の差で景品に届かなかったのでなおさらである。
 で、戦った相手の内訳としては、やはり緑ウィニーが頭一つ多く、ラジコンとは2回戦った。あとはいわゆる最近の定番デッキよりは割と色々な相手が多かった印象。覚えてる範囲だと、赤青コントロールはともかく、デビルガンダム、青緑ファントムスイープ、一日緑黒、鋼鉄ガンダム、換装マスラオ、緑中、自爆ジオ、存在しないマリーダあたりでしょうか。もっとさまざまな相手はいたと思うのですが、とりあえずこの中で印象に残っているのは青緑ファントムスイープとデビルガンダムでしょうか。ファントムスイープは各種3〜4国のファントムスイープユニットを場に並べ、エリクか7号機のハンデスで勝負を決めるデッキで、思ったより完成度の高そうなデッキでした。……もっとも、基本的に相手が動かないうちに勝負を決めるデッキなのでフリプレ向けではないかもですが。あと、デビルガンダムデッキはティファで単純にドロー加速したり、非常に強いガンダムXであるフラッシュシステムXが採用できるようになったので、アイムザットも使いやすくなったりと、何気にパーツは出てきているような気がした。まあ、その試合は相手の手札が3枚スタートだったので勝ったわけですが……あと、自爆ジオに意志を伝える者達でジオを持ってこられた後、ターン終了時の3枚ディスカードで踏みにじられた思いとイリアを両方捨てられた時の絶望感はすごかった。
 あと、俺の試合ではないけど隣のテーブルで昔の方のクスィーをプレイしている人がいて、思わず全くゲームに関係ないのに「え!?そっち!?」と叫びかけてしまった事は忘れる事ができない。


 さて、最期に今回の大会で俺が見た指令書の内容を書いてみたいと思います。

Aエリア

オペレーション・デイブレイク
 全ての手札にあるカードの指定国力と、全てのGが発生する国力は白に変更される。

 手札とGは変更されるが、場は変わらない。要するに、白以外の色を使用しているデッキにとって、場に出ているカードの起動国力を必要とするテキストや、チョバムや、変換基本Gのような指定国力や発生している国力を参照するテキストがほぼ死んでしまうという効果。あと、あらゆるデュアルカードの色事故が起こらなくなり、さらにハンガーに送ることをドローと見ている効果も死滅する効果でもある。
 まあこのように影響を受けるものはいくつかあるが、実際にやってみるとよほどかみ合わない限りそこまで影響を受けるデッキもなく、意外と普通に遊べるルールである。……なのだが、「手札とGのみが白になる」という効果はパッと見では理解しづらく、人によっては「Gが白になるので俺は全てのカードをプレイできないのでは」などとまで思ってしまう人もいたようだ。俺は何故か今回これによく当たったので、これをはじめてみて首をかしげる人に解説する役をなんどもすることになった。別にこの効果自体はいいのだが、やはりパッと見で理解できる効果のほうがこの場合はいいんじゃないかと思う。


女スパイ潜入!
 全てのプレイヤーは手札を表にする 

 それにくらべるとこちらは非常に分かりやすい。本当に手札が表になるだけなので、あらゆるルールはこの効果によって阻害される事はない。その分、ちょっと面白みはないか?


可能性の獣
 全てのプレイヤーはゲーム開始時に手札を引いた後、自軍本国をすべて見てその中からACE1枚を抜き出して場に出す事ができる。

 今の環境だと基本的には両者効果が発動できるだろうと思われるのでわりと健全といえば健全だが、俺の場合はたまたまACEの入ってないほう(クロボン)でやっていたので、見事に相手のジオシロに白旗をあげる展開になってしまった。しかし、一応GWはやっているのだがACEは高くて手が出ない、という人がガンスリでこの効果に当たったらさぞ辟易とするのではないだろうか……


クローン
 全てのプレイヤーは、同じ名称のキャラクターを2枚以上場に出すことができる。

 一部のデッキにとっては朗報かもしれないが、おそらくほぼ全てのデッキにおいて「どうでもいい」効果だったといえるだろう。一応このルール自体は、色々面白い事がおこせそうではあるが……ちなみに俺はこれにあたっていない。隣で見た。


(名称不明)
 全てのプレイヤーは手札を3枚で始める

 俺は当たっていないし見てもいないのだが、こういうのもあったらしい。まあこんな枚数でGを引けるわけもないので、基本的にはそのあと引きがよかったほうの勝ちになってしまう。あまり評判はよくなかったと見てよさそうだ。


 さすがに長くなったので、残りは次にでも。
 ちなみに、指令書をオープンにすることに関してはタイミングなどを含め一切の指定がないため、実は指令書を見てからデッキをきめられるという話もあった。だが、とりあえず俺が相手にした人の中にはそんな相手はいなかったので安心である。基本的にはデッキをお互いシャッフルし、手札の調整まで済んだ時点でオープンにする場合が多かったが、前述のように手札の調整自体に効果を及ぼす物もあるので、正確にはお互いにデッキをシャッフルし、手札を引く直前でオープンするのがベストタイミングだと言う事になるだろうか。