考えなければ楽になれるのに

 最近、考えてもしょうがない事を考え続けてしまう。しかもたちの悪いことに、これを考えることは俺にとって苦痛になる。きっと試験が近いのと最近まともな行動をしていないので情緒が不安定になっているからだと思いたい。
 でも本当の事をいうと程度の差はあれ今までずっとこんな気持ちを抱えていた。何故考えなくていいことを考えるように俺は出来ているのだろう。


 さて、今日は以前の指令書に加えてサプライズイベントとミッションについてを解説することで、ガンスリ紹介を締めくくりたいと思う。


〜ミッション〜

 前にも書いたが、今回の指令書にはルールに何らかの影響を与えるものの他に、ミッションというルールには影響を与えないが、そこに書いてあることを達成する事でミッションポイントがもらえ、ポイントに応じて最終的に景品に交換できるというものです。
 ちなみに、ミッションを達成したかどうかは試合終了後、勝ちポイントをもらう時に自己申告する方式であり、達成していれば勝敗に関係なくポイントがもらえるので、相手のプレイヤーとの同意があれば簡単に詐称できてしまうが、ポイントをもらったところであとで特に特別ではない十字勲章Gと交換できるだけなので、そんなことをするメリットも薄く、結果的に狙えれば狙うし、それで達成できればもらっておく、くらいのプレイヤーが多数だったとはいえるだろう。ぶっちゃけ、それよりも問題だったのは、スタッフの中にこのルールをよく理解していない人が多いことだった。
 というのも、俺がBエリアでラプラスの箱にあたり、その効果を適用して勝利した際、対戦相手から「あなたはこの効果を使ったのでミッションポイントを受け取る権利がありますよ」といわれ、俺は「はは。そういっていただけるのはありがたいですが、これとは別にミッションというのがありましてですね……」と説明したところ、いや、さっきも別のところでこれでもらっていたと返され、そんな馬鹿なと勝利スタンプを押しに来たスタッフに確認を取ると。
「ええ、ここに書いてあることを達成したなら、ミッションポイントを受け取れます」と言われた。思わず素で「いや何を言ってるんだ」とかいいそうになってしまいましたが、そもそも善意で言っていただけているのをこれ以上跳ねのけるのは気も引けたので、結局もらってしまった。なお、当然ですが本来こういうルールではありません。別のテーブルでジャッジが説明してるのも聞いたし。なお、今回結構な数のミッションに当たったが、もらえたポイントは1つだけだった。つまり、本当なら俺のポイントは0です。
 さすがにカードゲームのルールに関わる事まで一人一人が知っておけとはいわないが、そのくらいは理解しておいて欲しい。というか正直、一度このイベントの設営に関わって内情を知ってみたいものである。いったいあの場に本来のGWのスタッフは何人いるんだろうか?あとGWのジャッジってどういう人がなるんだろうか。


反抗のシンボル
 3枚以上のユニットを含む部隊を出撃させる。

 ぶっちゃけ全体的にそうなのだが、できるデッキとできないデッキが分かれる効果である。少なくともウィニー系ならやりたくなくったってやっていることが多いだろう。まあでも要するに自分のユニットが3枚以上いれば無理やり達成は出来るミッションなので、他のデッキにとってもそこまで難しくはない。ただそれをして試合を落としては本末転倒だし、前述のようにそこまでメリットはないので本当に狙わない理由がない、くらいの時でいいだろう。どうでもいいがクロボンでこれやんのマジ無理。
 ところで、テキスト的に見るとあくまで「出撃」であり、それ以外の何らかの方法で部隊に組み込ませた場合は条件を満たさないのかと思われるが……ぶっちゃけテキストもこれが確かかというのはあるし、何よりそんな細かく追求してくる相手はいないだろう。

専用機の実力
 「専用機のセット」を成立させる。

 これも緑ウィニーなら比較的やりやすいだろうか?というかファンデッキ的なデッキだと嬉しいところだろうか。デッキによってはこれが表になった瞬間すでにあきらめなければいけないことになるが、俺のユニコーンデッキならサーチできるんで余裕……と思っていたら、開始前にレーン・エイムを抜いてしまっていたので1組も成立する組み合わせがなかったという。ああ、あの時1枚何を入れるか悩んだ時に、Z&百式ジュドーを入れておけばなぁ……

再結集
 キャラクターを2枚以上場に出す

 比較的どのデッキでもやりやすい部類に入るのではないかと思われるミッション。出す場所もキャラもなんでもいいので、極論手札に2枚キャラクターがいればまず満たすことができる。しかも勝負の流れを保つ上で無理なくというのは嬉しいところではあるか。
 ちなみにこれが出た時の俺の相手はディアゴデッキであり、まさにこのミッションにうってつけといえるデッキだったのだが、カイトテスタメントにフレイを乗せた後ディアゴを乗せるユニットがないという悲しい結末が訪れてしまった。


ガンダム破壊命令
 3枚以上の敵軍ユニットを破壊する。

 これも満たせる状況ならば普通にやっていれば満たせそう。3枚ともなると何らかの特別手段でない限り相打ちも多そうなので、満たせた場合は双方が満たせているという場合が多いかもしれない。しかし、相手に3枚以上の戦闘を行いうるユニットが出ているというのは結構デッキとして回っている状況だろうと思われるので、これを満たす場合は結構ガチ勝負になっているかもしれない。なお、当然だが相手がクロボンやツヴァイのような1〜2機のアタッカーに攻撃を託すデッキの場合は厳しいだろう。


(名称不明)
 5枚以上の基本Gを場に出す

 無理じゃね?せめて3くらいでよかったのではないだろうか。確かに一時期のタメG環境に比べると、今は基本Gを選択する意味が出てきたとはいえ、それでも5枚となるとデッキにそれだけの基本Gが入っているかどうかすら危うい。これを満たせた人はよほど特別なデッキを組んでいるか、運がよかったかのどっちかだろう。ぶっちゃけ、この程度のところで幸運を消費したくはないところだが。
 あと基本Gといえば、ガンスリで見かけたのでプレイヤーに直接聞いてみたことによると、つい1〜2ヶ月前のSCSでは赤の参加賞カラーGがクロボンの柄になっていたらしい。……1〜2回くらいは出ておくんだったかなぁ。


〜サプライズイベント〜
 今までのBIGガンスリにも何度かあった、試合中に突然連邦の戦艦の警戒音が鳴り響き、その後ステージ上でMCの前置きの後垂れ幕が引かれ、そこに書いてあるルールを現在対戦中の全ての卓で行う、というもの。今回Aエリアがひかえめだったこともあってか、効果はより強烈に感じられたような気がする。しかし、結構前の横浜でのGWイベントでは豪華なモニターが使われていたものだが、もう使われていないということは、あの頃がGWの最盛期だったのかなぁとか思ってしまう。


イベント1
 全てのプレイヤーは、敵軍本国をすべて見て、その中にあるユニット1枚をリロール状態で自軍配備エリアに出す。

 これは個人的に結構好きなイベントだった。……といっても、実は俺はこれに当たっていないのだが。というのも、自分のデッキから相手は一体何を選択するのか、という楽しみがあったと思うのである。そこに人の個性が出るし、またそれで負けるにしても自分のカードが強かったという事なのでいくらか笑ってられる(ような気がする)。……とはいっても、ガンスリには多くなるウィニー系統のデッキを相手にした中速以降のデッキはこのルールによって大抵さらに不利になってしまうだろうし、いわゆる「大型を出すロマンデッキ」のわずかな夢を踏み潰すような効果でもある。あと、白中が相手だとどいつもこいつもPSやら起動国力縛りやらでまともに使えないけど、仕方なく一枚を選択したらそれを自由の代償されるとかあったかもしれないが、なんにせよ強く生きて欲しいものであった。


イベント2
 全ての本国は今の本国枚数の半分(端数切捨て)だけダメージを受ける。

 これをゲーム開始時にくらったので、お互い大幅に本国が削れてからのスタートとなったが、相手の手札が3枚スタートだったのでなんだか気の毒な試合展開に……と思っていたら相手が茶だったこともあり、しかもこっちがちょっと事故って一瞬ヒヤっとしたという思い出のあるイベント。
 効果としてはやはりウィニーが有利になるか、ということくらいしかいうことはない。あとこの効果が来た時点での手番プレイヤーのほうを喜ばせる効果かなぁと。


イベント3
 全てのGは以下のテキストを得る
(自動A)紫国力1を発生する。

 要するに全てのGの発生する国力が指定されているもの1+紫1で2倍になるという効果。珍しく重速〜中速向けといっていいか。ただし指定国力にあてるところは増えないので、指定3以上とかのカードのプレイの際には注意。序盤からかなりフルスロットルが引けるので、相手がこの効果を前提としたデッキでもないかぎり結構面白そうな効果だ。でもコンボデッキが相手だとさすがにちょっと困るだろうか。
 ところで、たとえこの効果で基本Gが追加で紫国力1を発生する事になったとして、果たしてそれでOOカードの規定コストを満たすことができるのかについては、個人的には多分各種基本Gにテキストが加わったとしてその基本Gの種類が変わるわけではない、ということでできないと思いたいが、実際どうだったのかはなんともいえないところだし、仮に筋道立てて説明できても結局ジャッジを呼ばなければ納得できなさそうである。正直、ルール発表の際にその点について一言触れておいて欲しかったのだが、さすがにそれは望みすぎ……なのか?



 さて、これで終わりですね。ところで、今日大会で使われていたカードを調べる際に、ついでに新弾ペーネロペーの項目を見てみたところ。

GTセミファイナル20101stSEASONセミファイナルにおいて、キャラクターを指定した場合セット可能な場所にセットするとのジャッジ裁定が出た。
キャラクターを奪うためには自軍配備エリアにキャラクターがセット可能な自軍ユニットがいることが必要となる。

はいぃぃぃぃぃぃぃ!?!?
 発売前に「カードの種類してないからキャラクター指定したらこうなんのかなー、まさかなー」くらいに思っていたことがどうやら本当に起こってしまった感じである。しかし青プッシュされてんなー。これで仮にペーネロが破壊される場合でも、そのペーネロにキャラを移させて除去とかできるわけだ。ついにキャラ対策ができるようになったのか……