アシュリーさまーの魔法はサイコー!

 某画像投稿サイトできままに検索しながら絵を眺めて楽しんでいたのですが、ふと、「メイドインワリオのアシュリー※1の絵をよく見るな」と思ったので、どんくらい人気があるんだろうと思い、「メイドインワリオ」タグで検索してみたところ……人気があるとかないとかそういう話ではなかった。なんとメイドインワリオタグのついた絵の8割はアシュリーでした。残りの1割5分がオービュロン※2とカット&アナ※3、そしてワリオ。残り5分がその他、という感じです。メイドインワリオには他にも女の子は登場しているのですが……そいつらが題材に選ばれる事よりはむしろスピッツとドリブル※4の動物コンビが選ばれる事が多いくらいです。ここまで多いと、メイドインワリオの絵=アシュリー絵と言っても差し支えはないような気がします。……スマブラで「アシュリーのテーマ」が登場したことにより知名度が上がった事もあるのかもしれませんが、それはそれで同じく強烈な個性を放つ歌がスマブラにあったマイク※5の絵が全くないのはなんでよ、という気持ちになる。……こういう時、絵がかけたらなぁと思わなくもない。


※1「アシュリー」……メイドイン俺はひとまず除いて、だいたい大雑把に数えて4つあるメイドインシリーズ(初代、まわる、さわる、おどる)では3作目の「さわるメイドインワリオ」から登場した、魔法使いの少女。優れた魔法使いになるために日々努力している……らしい。見た目はかわいいのだが、無愛想な感じのせいか、友達はいない(使い魔はいるが)。という設定なのだが、彼女のミニゲーム集に挑んでいる時に流れる「アシュリーのテーマ」が彼女の願望(と思われるもの)をうたっているものであり、その内容と彼女の外面のギャップがかわいらしい(歌の中では「世界一皆の人気者、それは彼女の事アシュリー!」「いつも一人きり、皆と仲良くしたいの、どうしたらいいの?」などと言っている)多くの人に感じられたのか、もはやメイドインワリオというゲームを超えてその人気が広まりつつある。そのせいで、公式にしろ非公式にしろ、メイドインワリオで人気投票などすればまず勝負にもならないだろう。彼女のおかげで、モナが「メイドインワリオ伝統のヒロイン」から「コスプレお姉さん」になったのだと個人的には感じている。……このロリコンどもめ!ちなみに「アシュリーのテーマ」には英語版があり、これは歌詞の内容が彼女の日常を描いた(らしい)ものになっており、日本語版と全く違う。お国柄なのか魔女だからなのかはわからないが、結構怖い事を言っていたりする。
※2「オービュロン」……いくつだったかは忘れたが、高いIQを誇る、白くて細い全身に、目にグラサンをかけた宇宙人。地球を侵略しに来たはずなのだが、いつのまにか順応して地球で暮らしている。本来ひらがなで話すところをカタカナに、カタカナで話すところをひらがなにする話し言葉が特徴的。基本的に現れるたびに宇宙船が墜落したり壊れたりする運命にあるきがする。挙句の果てに、「まわるメイドインワリオ」では彼のミニゲームが存在しない上、何故か彼の宇宙船がミニゲームをクリアした時もらえるアイテムが、最初になげこまれるアイテムボックスとして使われているので、さんざんタッチペンでつつかれたあげく、その後のストーリーで宇宙船から落ちてしまったので急いで元に戻ろうと駆けていたらアシュリーにぶつかり、そのせいなのかアシュリーに「魔法スープの材料にしたい」と言われ、彼女の使い魔のレッドに追いかけ回されるというあんまりといえばあんまりな役回りだった。ただ、そんなある意味おいしい出番を何度もいただいてきたせいか、人気はそれなりに高いといえる……かもしれない。
※3「カット&アナ」……将来立派な忍者になるために、忍者の幼稚園で修行中の双子の姉妹。修行中で、しかも園児であるくせに、城が大鬼に襲われた際に表れ、亀を呼び出して使役したあげく、大鬼と渡り合うという将来が恐ろしい実力を見せている。ちなみにデザイン的には「幼女」というよりまさに「幼児」といった感じで、通常のロリ絵とはほおの感じなど、また一つ違った描き方をされていると思う。スマブラに出てたパッと見普通にかわいい方や、自分自身で脳内補正をかけたならともかく、あの元の絵に熱を上げる人がいるならそれは本職のロリコンであるといわざるをえないだろう。ちなみに名前の由来はカット(KAT)とアナ(ANA)で「KATANA」になるからなんだとか。というわけで、カットが姉、アナが妹である。
※4「スピッツ&ドリブル」……まるでマスコットのような(実際にキーホルダーとなったものも登場するが)黄色い小さな猫、スピッツと、ワイルドでたくましい大型ブルドッグのドリブルのコンビ。タクシードライバーを営んでおり、二人とも青い制服を身にまとっている。小型でかわいい系のスピッツと、大型でたくましい系のドリブルという対比が、結構絵を書くときには好まれるのかもしれない。ちなみに、この二人は常に一緒だが、間柄は先輩後輩らしい。スピッツが先輩で、ドリブルが後輩のせいか、タクシーの運転は常にドリブルがやっているように見える。一応、スピッツも道の指示などをしているのかもすれないが……分かれ道など気にする事もなくミニゲームをこなすプレイヤーから見える彼の姿は、ミニゲームをミスするたびに一つずつ落ちていく彼の形をしたキーホルダーくらいのものなので、どうにも仕事をしてないように見えてしまう。だいたい全作に登場しているが、「まわる」だけでは登場していない。しかしその時もオービュロンのような損な役回りではなく、新たなミニゲームを担当する新キャラをタクシーで運んでくる、宇宙に飛んでいったマイクを迎えに行くくらいの普通の役どころなのであった。(正直、宇宙にタクシーで来るのは驚いたが)
※5「マイク」……メイドインワリオ界の天才、ドクタークライゴアの発明したカラオケロボット。ロボット3等兵的なフォルムに、頭にマイク、体にスピーカー、上唇あたりとあごのバランスのあってない口が特徴的。……しかし、起動したはいいものの、カラオケロボなのに何故か掃除ばかりやらされるせいかストレスがたまっているらしく、宇宙まで飛んでいってカラオケコンサートを始めてしまう。ちなみに今日書いた彼の歌こと「マイクがスキスキ」は彼の初起動時に流れる曲で、ひたすら「マイクがマイクがマイクがスキスキ〜♪(パッドゥヤ、パッパッパドゥーヤ♪)」的なフレーズを繰り返す曲で、インパクトは強く、スマブラにも採用されたが……何か色々とアシュリーにかなわなかったようだ。ぅゎょぅt"ょっょぃ
 ちなみに、彼の担当するミニゲームは全てDSのマイク(上部画面の両脇の穴)に向かって息を吹きかけることを強要するので、本来は携帯ゲームながら決して部屋の外ではプレイできないゲーム群になってしまっていた。それが不評だったからとか、そういうわけなのかはわからないが、彼は次回作である「おどる」ではクライゴアと、彼の孫娘、ペニーが登場するときにその横にいるロボットぐらいの存在に成り下がってしまうのであった。